戦後を拓く思想 【小田実全集】

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戦後を拓く思想 【小田実全集】

  • 著者名:小田実
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2011/10発売)
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内容説明

本書にある「難死の思想」は、戦争を体験していない人にも、戦争の本質を想像力によって思想的に体験させてくれる戦後文学論だ。作者は、「散華」に対して「難死」、「特攻機の出発」に対して「特攻機のゆくえ」といった、戦争の出来事がもつ時間と空間の流れのゆくえに想像力をもつことで、人間や世界のしくみ、戦争の本質を見抜こうとした。極限における戦争の死を、観念や情緒に流れることなく、徹底した事実に基づき書いた本書の名評論の数々は、時代を越えて読み継がれている。

目次

新版への序文
I 「難死」の思想
「難死」の思想
「道義国家」から「痩せたソクラテス」まで
二十年を縦断する
沖縄のなかのアメリカ
II 体験と原則と原理
新しい「全体小説」への道
知識人をめぐる状況と問題
日本の知識人
「学生論」の試み
「近代化」論の過去と未来
特攻機のゆくえ
金網の〈なか〉と〈そと〉
「あたりまえ」を論じることの必要
疑問のすすめ
韓国について
私自身について
III さまざまな現実とのさまざまな対話
なしくずしの逆コース
繁栄のイメージの先取り
廃墟のなかの虚構
「合理的」ということ
小さくなった「夢」の背後にあるもの宙ぶらりんのエリート層
「第三の道」はどこへ?
絶対帰依の美しさのなかで
……の道の半ばで
日本の「性」について
新しい冒険者のイメージ
IV 映画を話のマクラとしての文化と文明についての考察
あとがき