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内容説明
いったいエントロピーって何なのでしょう? 教科書には無味乾燥でとっつきにくい数式が並ぶばかりで、こうした疑問に答えてくれません。ならば、人類がどのようにして自然の中に潜むこの「怪物」を発見したのか、どのような必要に迫られ、どのようなプロセスをたどり、どのようにその姿をあぶりだしていったのかを再現し、追体験してみたら、その正体が見えてくるのではないか? これが本書の主旨です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんやん
31
エネルギー保存の法則があるから、省エネなんて必要ない? そうはいかないのは、状態量エントロピーが増大するから。熱の流れが不可逆的だからこそ、永久機関は存在し得ない(逆に言うと、可逆過程ではエントロピーは一定である)。指が氷に触れると不可逆的に熱が流れる。この時、指の失うエントロピーよりも氷の得るそれの方がはるかに大きいから、全体としてエントロピーは増大することになる。分子の運動はランダムで、熱の運動エネルギーも双方向だが、指→氷の場合の状態数が氷→指の場合より圧倒的多いから、確率ではなく絶対になると。2023/09/05
kaizen@名古屋de朝活読書会
24
#感想歌 エントロピーめぐる現象解説を冒険と呼び物語とす https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b3ef1510a291383ec58b2017/09/29
mazda
22
やはりエントロピーの概念は難しいですね…。熱は高温から低温にしか移動しない、とか、乱雑性が増していく、いうことがわかると何となくわかったような気になりますが、まだまだ難解です。2015/08/18
calaf
17
「エントロピー」の発見とその後の発展の歴史を描きながら、統計熱力学の考え方の基本を解説した本。(詳細は別として)勉強した事のある人には良く知られている話が多かったのですが、勉強した事のない人にとっては確かに、目新しい話なのかも。2015/02/12
nbhd
15
めったなことがないかぎり、文系の人間はカルノーさんにもギブスさんにも出会わないのだろうな。ここには、あとで噛み砕いて理解するために、よくわかっていない部分を書いておこう⇒「太古の昔から、われわれの祖先が【熱い】【冷たい】と叫ぶとき、それはほかでもない、エントロピーの増大を意味していた。第二法則によって、何処からともなく立ち現れる“熱の流れ”、それを理解するために、そのためだけに【温度】という概念が産み出されたのである」。…意味はわからないけど、気合は伝わってきた。2021/07/04
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