内容説明
朝日バッシング=歴史修正主義と全面対決する。緊急出版! 慰安婦報道の「戦犯」と呼ばれた植村隆、市川速水、若宮啓文、本多勝一ら朝日関係者に徹底取材。報道の現場から問題の全真相をルポルタージュし、バッシングの背後にうごめく歴史修正主義をえぐり出す。闘うジャーナリストが、右派の台頭に抗する画期的な一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
35
非常に穏当で、真っ当なルポ。慰安婦問題が、70年前の事実を問う歴史問題ではなく、現在進行中の、我々の感情をめぐる問題なのだということがよくわかる(その過程を収めた巻末付録は一級の資料だろう)。事実ではなく今の日本人の言動によって今の韓国人の自尊心が傷つけられる、今の韓国人の言動によって今の日本人の自尊心が傷けられる…ともにアクターは一部なのに、思惑をもって、あるいは善意で踊る者がいて、本来「冷却」が一番の感情問題に何度も熱が注がれる。◇朝日も、感情の問題を事実の問題と誤認していた、だから戦略に欠けたのだ。2015/03/27
おかむら
28
2014年、朝日新聞が過去の慰安婦報道の誤りを認め検証したことで火がついたバッシングの嵐。なぜ朝日新聞は一部の人々からこんなにも嫌われているのかを青木理が解説。読むべき所は第3章、売国奴だの捏造記者だの未だに言われてる植村隆へのインタビュー。 世間に流布してるイメージとは大分違う面が見えて来る。そして捏造といえば、吉田清治という人の慰安婦狩り告白本が嘘の始まりでしょう。なんのトクにもならない嘘をつき続けたのはなんでか、誰かこの人の 謎多き人生をルポルタージュして欲しいわ。2021/02/05
1.3manen
28
問題を否定したがる人たちは、証言の食い違いを捉えてウソだというけど、一番肝心なところは、彼女たちが慰安婦だったかどうか(87頁)。ジャーナリストも色々で、権力者の代弁者や、役人と 政治家に影響力を及ぼすことを喜びとする者すらいるという(91頁~)。いや、社会の木鐸が原点。 匿名という壁の陰に隠れ、下劣、愚劣な書き込みを繰り返す人間に、言論や表現の自由という崇高 な権利で守られる権利はない(100頁)。 購読解約にならないような信頼ある記事をお願いしたい。 2015/06/01
matsu04
9
この問題では、いろいろな立場があって様々な議論のあることは承知の上でやはり、今や少数派かもしれないこちら側の論理にどうしても首肯してしまうのである。2015/03/18
Melody_Nelson
8
執拗な朝日バッシングにかなりの違和感を感じていたので、こういった本を待ち望んでいた。なんとなくスッキリ。 最初は、エリートである朝日への嫉妬心なのかな?男の嫉妬ってシャレにならないし、と単純に思っていたのだけど、もっと政治的なものもドロドロと…。 陰湿な嫌がらせみたいのが蔓延る中、こういった本を書くとは青木氏の気概を感じる(フランスでもCharlie事件のようなことがあるし)。 それにしても、朝日は朝日でハッキリしない、だらしない印象が拭えないのが残念。2015/03/16




