小学館新書<br> 「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす(小学館新書)

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小学館新書
「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす(小学館新書)

  • ISBN:9784098252121

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内容説明

「大人の発達障害」は、実は可能性の塊です。

空気が読めない、仕事の段取りが下手、時間の管理が苦手……などの特性がある「大人の発達障害」。それによって社会とのズレが大きくなると、日々の生活や仕事がうまくいかず、人間関係に悩んでしまうこともあります。一方で、その独特な感覚や感性を活かすことができれば、普通の人にはまねのできないようなことをやってのけることも少なくありません。
そこで、発達心理学の専門家と、発達障害の当事者に、「大人の発達障害」について、たっぷり解説していただきました。
同僚、上司など周りにいる方がちょっとしたサポートをするだけで、劇的に問題が軽減し、新しい価値を生み出すことができるかもしれません。本人が気をつけるべきポイントとともに、サポートのコツをお伝えします。
発達障害の人は、得意なことを生かす場があれば、2人分、3人分の働きができる可能性があります。ユニークなデザイン力、ヒラメキ力、芸術的センス、猪突猛進の行動力などを持ち前の能力をじっくり育てていきましょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

39
笹森さんが講演会で近くに来たときにお話を聞きに行けなかったことを残念に思っていたので、本を見つけて買ってみました。でも、ほぼほぼ田中康雄さんが書いてたわ。対処法(処方箋、と書いてるけど)のとこに「皮肉や嫌味などの表現は使わず」ってあったけど、そもそも皮肉や嫌味などの表現を使った方がいい相手なんていないわな。それなのに、なぜ人は皮肉や嫌味を言うのか。ちなみに私は、加齢と共にどんどん皮肉や嫌味のスキルが上がっているのです。困ったこと!と、人付き合いの基本を振り返りました。また明日から、お仕事がんばろ。2018/03/15

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

25
本書によると殆どの人間に、発達障害の一部分は有るそうです。完璧な人間は居ないという事と同様に。大人の発達障害は、周りからの勧めや、自分から病院に赴く事で、診断を受けて気付く事が多いのですが、本の小さな障害だと気づかぬまま、過ごす事も多いです。しかし、本の小さな障害は、当事者達にとっては、心の中に取りきれない雲の様な靄がかかっている様なもだそうです。違和感を取りきれぬまま過ごし、うつ病を発症する等、弊害は大きなものだと思います。私は管理職なので、発達障害と思しき方が部下についた時は、適切な指導を心掛けます。2015/02/12

ぼんくら

22
2014年刊。発達障害とはなにか、その特性について、そして当事者の経験。この先生は、発達障害を特別視せず、ありのままを受け入れ、当事者と周りの人双方が歩み寄ることで問題解決を図ろうと提案している。劇的な対策はないけど、少しずつでもよくなるようにという気持ちが伝わってくる。当事者、周囲の人、双方が気持ちよく読める本だと思う。(それとも、周囲の人は、ここまでやれないよ!と思うかな)2016/01/30

進☆彡19@雰囲気重視

15
理解したと言うつもりはありません。ただ、少し知ることはできたと思います。2022/07/30

踊る猫

14
「大人の発達障害」者として興味深く読ませて貰った。田中康雄氏に依る解説文は丁寧で平たいのだけれどあまりこちらの心には響いて来なかった。発達障害関連の本を読み慣れたからなのだろうか。もう少し高度な内容、もしくは具体的なモデルに沿った内容でも良いのでは……と思ってしまったのだ。その意味では笹森理絵氏の話の方が面白く感じられる。身近に思われ、私自身片づけが苦手とか言葉の受け取り方が頓珍漢とか当てはまるところが多々あるなと思わされた。笹森氏に依る単著を読みたくなった。どうも当事者と専門家のチグハグさが気になる……2017/12/30

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