フロネシス 〈１２号〉 - 三菱総合研究所の未来読本

著者名：三菱総合研究所

ダイヤモンド社（2014/11発売）

• ISBN：9784478029114
• NDC分類：304

内容説明

メイカーズによって、ものづくりの民主化が広がるとはいえ、標準化によって支えられた既存の社会がすべて置き換わるわけではない。学者や経営者、メイカーズといった幅広い取材によって、製造業が今後どのように変化し、それにつれて社会や働き方にどのような変化がもたらされるかを明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Sanchai]

同じような記事が幾つか並んでいて終盤疲れたけれど、メイカームーブメントを理解するのに非常に参考になる記事が多かったのは事実。同じような記事ではあっても、それだけの識者、先駆者がいることがわかって良かったという気もする。最近、うちの近所にもデジタル工房ができ、うちの家族でも3Dプリンタやレーザー加工機を利用してモノづくりができる可能性が高まってきているのを実感している。

2015/04/18

[人工知能]

３Dプリンターでいままでのものづくりが変わり、１人１人のユーザーに合わせたものづくりが可能になったり、大規模な設備投資がいらず消費者自身やあるいは消費者の要望でものをつくりかえることができるようになり、その結果としてビジネスや働き方が変わるといった内容。具体例としてアメリカのローカルモーターズなど。なかなか面白かった。ただ同じような記事が多くて、それならドイツのインダストリー４．０で具体的に何が起きているか、とかを取り上げたほうがよかったと思う。

2015/02/08