一迅社文庫<br> 高度に発達したラブコメは魔法と区別がつかない

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一迅社文庫
高度に発達したラブコメは魔法と区別がつかない

  • ISBN:9784758046367

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内容説明

その樹の下で告白した両思いの二人は結ばれる――。そんな噂のある〈伝説の樹〉の下で、高校生の黒船蓮司はクラスメイト・甘紙伊月と大げんかをしてしまう。だが、それを機に二人の周りには妙な偶然が頻発するようになる。「それはね、少年。恋の〈魔法〉だよ」日々の出来事にいぶかしむ蓮司の前に現れたのは〈恋の魔法使い〉と名乗る少女。彼女が言うには、〈伝説の樹〉にかけられた恋の魔法が暴走し、蓮司と伊月を強く結びつけようとしているらしい!魔法の暴走を止めるため、蓮司は魔法使いに協力してもらって事態の解決に奔走するが、逆に周囲の女の子をどんどん巻き込んでいき……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T.Y.

12
恋愛成就させるという伝説の樹のせいで、黒船蓮司は何かといがみ合っている少女・甘紙伊月とよく接触するようになる。「恋の魔法使い」に勧められるまま、カップルで行くと別れるという都市伝説のあるデートスポットを二人で巡ることになるが、他の子とも色々イベントが発生する上に世界がおかしなことに…。別れるためのデートで次第に仲良く…と筋は定番のラブコメながら、恋愛に関係ない都市伝説や思いがけず乱入してくる「非愛」についての正気度が下がる説明がカオスで可笑しい。ただ、もっと全体の筋がぶっ飛んでても良かったかな。2014/11/21

空箱零士

8
★★★ っていうかまず〈非愛〉ってなんだよって話である。ぶっちゃけ意味不明な電波だし、分からせる気など微塵も感じさせない。しかし現に、そのよく分からないものとの関わりで蓮司と伊月は結ばれてしまったのだ。しかもその過程に〈非愛〉は(そしてそもそもの発端である〈恋の魔法〉は)関係ないのだそうだ(つまりそれらは単に「きっかけ」である)。意味不明なものの導きで仲の悪い男女の恋が無理矢理に、しかもハッピーな感じに成立してしまう。なんかオチで綺麗にまとめようとしているが、ぶっちゃけ僕にはなんかのホラーに見えてしまう。2015/09/01

しぇん

8
タイトルが相変わらずメタになってますね。少し淡白に感じる部分もありましたが、作者独特の世界観は相変わらずでした。続きを出そうと思えば出せるような最後でしたが、この物語はここで終わりなんでしょうね。2014/11/20

ヴィオラ

7
いわゆるラブコメ。今、特に求めていない所なので「ラブコメですね…」くらいの感想しかない…タイトルで出落ちな感じw ラノベって人気が出れば10巻とか出ちゃうし、当然出版社もそこを目指していくわけで、登場キャラや伏線などのいわゆる「ネタ」を最初から仕込んでいくのが普通なのかも。逆に言えば一冊で過不足なく完結っていう作品は成立しづらいのかもしれない。長さに対してキャラの数や回収すべきフラグ(今作でいえば都市伝説)のバランスが悪い。 都市伝説部分が楽しかったので、も少し余裕ある長さで読んでみたかった気もします。2018/05/09

ご主人様見習い

7
伝説の木にいたということは表紙の女の子は主人公が好きだったかもしれない。 次回は、他の女の子との絡みが増えるのかな。 まだ、3人いるからひとりひとりの当番の巻があるのかな。 何気に主人公初回から女の子の好感度が高い。2014/12/17

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