内容説明
街は光り輝き、誰もが幸せそう……
クリスマスを嫌いなのは、私だけ?
離婚した両親に捨てられたのは、13歳のクリスマスの朝だった。
以来ケイラは、寂しさが募るこの季節が大嫌いだった。
今年はどうやり過ごそうかと、仕事中も暗い気分で思案していると、
思いがけずも、上司から休暇返上の出張命令が下された。
新しいクライアントから、条件つきで仕事の依頼があったというのだ。
“1週間うちのリゾートに滞在して、キャンペーンを企画してほしい”と。
浮かれ騒ぐ街から逃げ出す、またとない口実だわ。ケイラは快諾した。
雪に埋もれたコテージで、クリスマスが終わるまで隠れていよう。
リゾートのオーナー、ジャクソンがどれだけハンサムだろうと、
仕事に没頭するケイラにはなんの支障もないはずだった。
当のジャクソンは、まったく逆の考えを抱いていたとしても。■HQロマンスやイマージュで、枠にとらわれない多才ぶりを発揮している人気作家サラ・モーガンが、初の長編を手がけました。本国イギリスで10万部を売り上げたこの作品は、ロマンティックな気分にさせてくれること請け合いの、極上クリスマス・ロマンスです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イヴ@乗馬に夢中
7
クリスマスも近いので読んでみました。13歳で悲劇を味わったヒロイン、ケイラ。なかなか大変な女性です。冒頭から伝わりましたが、、ヒーロのジャクソンがめげずに良かった。でも1週間の出来事でプロポーズまで持っていく、その気持ちまで上り詰める二人が羨ましかった。あと、家族愛が素晴らしかった。冬の景色と家族の会話がほっこりしました。クリスマスロマンスにはぴったりの作品です。2017/11/16
キッチンタイマー
6
クリスマス嫌いのキャリアウーマンがクリスマスを避けて家族経営のウインターリゾート地にPRの仕事をしに行く。あんまりクリスマスが嫌いすぎて笑うところかと思ったけど、原因は確かに、という説得力。スキーをしないので楽しみがわからなくてその部分はだれたけど家族の回復ヒロインの回復と、クリスマスはなんでも奇跡を起こす。コテージもいいし休めない人にクリスマスを楽しめる本。2014/12/21
snoringdog
5
ハーレクイン初デビューです!朝日新聞書評欄で絶賛されていたので読んでみました。いや、何よりシチュエーションがよかった。雪の中、静寂の森、コテージ。うらやましいようなバカンスです。そこに、夢のような恋愛!なんとも、癒される小説でした。ワーカホリック気味なので、丁度現実逃避するのにもってこいでした。傷つきたくないから人との深いかかわりを避ける・・痛いような話・・。(ただし、幼少時の家族によるネグレクトのトラウマという点では異なりますが)ハーレクイン見直しました(失礼・・・)。2014/12/10
ピピピ☆
3
★★★★☆4.52014/11/24
Rin
1
家族の暖かさを感じるストーリー。 バリバリのキャリアウーマンであるヒロインのプライドが粉々になったうえで、少しずつ氷が溶けるように再生していく過程が素晴らしいです。兄弟の続編があるんですね、次はそちらを読みたいです。
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