- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
アイツの評価はなぜあんなに高いのか?
それでも納得してしまうのはなぜか?
多くのサラリーマンが会社からの評価に不満を溜めているが、その原因は、そもそも人事評価が必然的に「曖昧」にならざるを得ない点。実際、多くの人は「公平・公正な評価など理想論」と言い放つ。こうした「曖昧」な評価をサラリーマンたちは、どう「納得」して受け入れているのか。日本のサラリーマンの心理と行動の分析から、人事考課が抱える問題を明らかにする!
■目次
第一章 人事評価の成り立ち
第二章 曖昧化する人事評価
第三章 曖昧さの中での納得
第四章 職場や従業員に寄り添う人事評価
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-san
3
なぜ人事評価が「曖昧」なものになってしまうのか、そしてなぜ我々は曖昧なのに「納得」してしまうのか、そのメカニズムについて論じた本。みんながなんとな~く思い描いていたことを整理して、明確にしてくれている。そのためか、そうだったのか!という新発見はなくて、まあ、そうやんね~といった読後感。もうちょっと若いとき、就職してしばらくしたぐらいに読むと良かったのかもしれない。内容的に現状分析がメインで、だからどうする、という部分が弱いせいかも。もう少しそこが知りたかった。2016/04/20
くじら
2
10年前に出版された本だが、自社はまだ曖昧と納得のバランスが取れない。100%の成功も全員が100%満足することもあり得ないので、気持ちがマイナスに大きく振れた人は掬い上げて平均をあげていくしかない。2024/03/10
masa
2
やや表現がわかりづらい部分(研究論文っぽい)があるものの、人事担当者としても、一サラリーマンとしても勉強になる内容。人事評価そのものが「曖昧」で、被評価者は不満を感じるものであることを前提として、いかに「納得感」を得るかという点に注目して書かれている。「納得」の仕方にもいろいろあるという考え方が興味深いが、最も重要なのはやはり上司と部下の信頼関係。評価する側は大変だがそれが部下のモチベーションに繋がるのであれば負荷をかける価値もあるか。2017/01/05
tetsuwo
1
公正であろうとするほど複雑性が増し、不透明になっていく人事制度。完璧な制度はなく、時代に合わせて少しでも公正であろうと変化していくことが大切である。一方、従業員の評価に対する納得は、必ずしも制度の公正さによって生まれるものではない。従業員は、公正であるがゆえに不透明になる制度の宿命を冷静に受け止め、制度以上に評価者に関心を持ち、評価者の自分に対する関わり方に納得の根拠を求める。そのため、いかに日常におけるコミュニケーションの質を高めるかが、人事評価への不満を減らす鍵である。2023/04/01
ちょもらんま
1
人事評価担当者としても、企業で働き人事評価を受けるすべての人に価値のある一冊であると思う。そもそも人事評価に完璧なものなどありえない。すなわち全員が納得するような制度設計など不可能。そういった前提の中で何を目指すべきか、何をすべきか。制度自体ではなく、日ごろの上司部下間のコミュニケーションなどは当たり前のことだが、人事していかに「納得してなくはない」状態を作り出すのか。個人的には、「あるべき姿」の深堀と「現状」の確認から「自身の戦略」を考えさせるものにしていくことが大切だと考える。2016/08/15
-
- 電子書籍
- あざとい君を落としたい!【マイクロ】(…
-
- 電子書籍
- 大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります …
-
- 電子書籍
- THE IDOLM@STER MILL…
-
- 電子書籍
- 言わないであげてるの。 ~笑う女子には…