- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
開国から明治維新に至る激動期。日本を牽引する人々はどんな議論を戦わせていたか。尊王vs攘夷、将軍継嗣問題、各藩の主張など、混乱の時代を理解する鍵となるポイントを漫画で解説。幕末にもっと魅了される1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
7
仕事のネタ本として読んだが、なかなかどうして、上手く整理されている。特に参与会議や四侯会議での慶喜の立ち振る舞いなど、適度な省略によりすっきりした印象。明治維新後特に長州閥や皇国史観の影響やもあり過度な評価の目立つ吉田松陰や、司馬遼太郎の影響でこれも過大評価されがちな坂本龍馬の扱いも妥当だと思う。譜代、親藩、外様の位置付けなども冒頭で上手く整理しているので全体が分かりやすくなっている。残念なのは公家と諸大名の関係や公家社会の様子が不十分に終わっていること。このため岩倉具視の登場が唐突に感じられた。2016/03/18
しゅんのすけ
1
黒船来航から戊辰戦争、江戸城無血開城まで、幕末から維新までの様々な場面を描く。マンガということで気軽に手にとったが、予想以上に骨太な内容に驚かされた。2015/04/24
ごっちゃん
1
日本史の塾講師の方が原作を書いて、歴史好きの漫画家、あべまきさんがマンガを描いています。前書きにもありますが、幕末は授業だけでは理解しにくいということで、私も全体像は知りませんでした。タイトル「幕末は『論争』でわかる」とは、歴史の登場人物たちの発言によって、その場の状況を理解しようということです。読んでいると、臨場感をもって幕末の流れを知ることができます。幕末の人物で一番興味を引いたのは、15代将軍徳川慶喜の生き方です。なんだかんだやらかしておいて、趣味し放題で長生きしたところ。複雑な人と思います。2014/11/27
keisuke
1
漫画なのですぐに読めてしまう。結局、徳川慶喜一人の動きが幕末をややこしくしている気がする。2014/11/10
紫若菜
1
以前から拝読していたあべまきさんのイラストで描かれた幕末録。これは読むしかない!と思って早速購入しました~。お馴染みの素敵なキャラで複雑な幕末がわかりやすく語られており、大満足の一冊でした。容保公や主上はキリッと格好良く、中でものぶ君こと徳川慶喜が大変輝いておりました。彼はとても頭の回転の早い御方だったということを再認識出来ました。ひそかに大河ドラマで活躍する八重や文も出てきて嬉しかったです。これから日本史を学ぶ方、ぜひぜひ読んでみて下さい!2014/11/06