内容説明
アベノミクスの裏で、日本を蝕む魑魅魍魎がうごめいている――。憲法解釈変更からメディア腐敗の末路まで、この国に危機をもたらす根源を探り、米露対立が深まる「新たなる冷戦」下での日本の針路を指し示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
8
富と情報が集中して強大な権力を形作る。見え透いた嘘をついて恥じることがない安倍政権はひたすらそれに奉仕している。原発再稼働、TPP推進、マスコミの政府広報化、周辺諸国との摩擦、そして憲法改正、どれも国民が望んでいないことなのに、何故か内閣支持率は高い。ウォルフレンの危機感だけがひしひしと伝わってきて、何も希望が見えないまま読み終えた。2015/02/12
coolflat
8
金権政治についての指摘は重要。米国では共和党と民主党の間に差異はないと言う。これは金権政治、つまり富裕層による支配によるものなのだと。金権政治で買われるのは政治家ではなく、政策であるため、政党の存在意義がなくなるのである。日本に金権政治は入り込んでないが、日本ではマネー・ポリティクスという政治家を金で買うシステム(企業献金)が維持されてきたためだ。著者は金権政治とTPPの関わりを述べているが、個人的には一歩踏み込んで、TPPによってマネー・ポリティクスが金権政治に取って換わられる可能性も指摘しておきたい。2015/01/24
ochatomo
5
誰も分かる怪物(原発)、一部の人が見分ける怪物(特定秘密保護法)、偽の怪物(北朝鮮・中国・ロシア)、隠れた怪物(TPP) 警戒すべきマスメディアが逆に活発化させている 日本はまだ金権政治でなく、説明責任はトップの判断材料に役立つものと指摘あり 「当局者たちの統治を制限する手段としてではなく、人々にどうふるまうべきかを命ずる支配者の手段として法律が利用されていた時代」へ逆行したくない 官僚支配は内閣人事局創設で崩れ、それが森友加計問題へ繋がると思う 2014刊2017/11/25
ミッキー
2
断片的に持っていた情報が繋がっていきます。腑に落ちないことが、納得いく形になります。自分がいかに囚われていたかが分かった気がします。囚われているのは、自分だけではないですが。2015/04/02
Kenji Ogawa
2
マスコミ、官僚、政治と米国2015/04/01




