内容説明
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は「殺される予定」だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
29
期待しすぎ。クリスティの透明感のある明るさがない2015/01/01
あっちゃん
27
公認のポアロ新作!…って、やっぱり違う(笑)訳のせいか、言葉使いとか文章全体も読みづらい。だいたいポアロの憎めないキュートな所が…事件自体はあのレトロな時代が良いので、こんなもんかな、といった感じ!続編出たら…でも無いよりマシだから読むかな!2014/12/22
アキ・ラメーテ
26
アガサ・クリスティのエルキュール・ポワロものをイギリス人作家ソフィー・ハナ(サイコ・ホラー作家らしい)が書いた作品(クリスティ社公認)ということでパスティーシュは好きなので読んでみた。ロンドンの珈琲館でポワロが珈琲を楽しんでいると、取り乱した女が入って来て、自分は殺されるかもしれないが、それは当然の報いなので捜査しないで欲しいと言い残して去って行った。同じ頃、高級ホテルではモノグラムのカフスを口に入れて奇妙に整えられた3人の遺体が発見される……。2015/05/27
二分五厘
21
エルキュール・ポアロ空白の4年間(1928~1932)に手掛けたパスティーシュ事件簿。1929年ロンドン、カフェでくつろぐポアロの前に飛び込んできた女・ジェニー。危険が迫っていることを自覚しながら行方をくらました彼女と、同日夜にホテルで別々の客室で起こった3件の毒殺事件。その原因はある田舎町にあり……。と、『幻の女』『ABC殺人事件』に、ミス・マープル物をミックスしたような事件展開。二転三転する真相は面白いけど、ポアロってこんな性格だったっけ?な印象。ヘイスティングス大尉よりも面倒臭い語り手のせいかな。2019/01/05
R
20
名探偵ポワロシリーズの新作でした。当然アガサ版ではないのですが、かなり入り組んだ推理小説で、読むのに少々てこずったというか疲れました。意図的な嘘というのが、随所にちりばめられているので、ちゃんと通して読まないと、つらつらつまみ読みしていだけではさっぱり理解できないという難解さに、自分の頭を呪いました。2015/03/13




