内容説明
「碁の本質」は何か?という普遍的なテーマに武宮九段が迫る!
「僕は、本当に伝えたいことを伝えたくて、この本を皆さんに届けます。この本では、僕が考える碁の「本質」をなんとかうまく話したいと思っています。そして、僕の思いが、皆さんの碁に届くことを切に願っています」(まえがきより)
悩ましい局面に対峙した時、考え方の指針となるのが「碁の本質」です。碁の本質に沿った手であれば、初級者も高段者も関係なく、大きく道を踏み外すことはありません。本書は、武宮九段が「碁の本質」とは何か?という普遍的なテーマに正面から取り組んだ一冊です。武宮九段はまず「碁とはどんなゲームでしょうか?」と問いかけます。「地を囲うゲーム」でしょうか?「相手の石を攻めるゲーム」でしょうか?確かにどちらも一面の真理ではあります。「地」や「厚み」を競うゲームでしょうか?しかし、「地」も「厚み」も、あくまで戦いの結果出来上がったものにすぎません。武宮九段の答は明快です。「碁は、石の効率を競うゲームである」と。そして、効率のいい打ち方とはどのようなものかを、数多くのアマチュアの棋譜や、自身の実戦譜を題材に丁寧に解説していきます。さらに「攻めとは何か?」「一番大事なところとはどこか?」と、次々と問いを投げかけていきます。本書はこのような要領で碁の本質に迫っていきます。囲碁上達のため座右にすべき言葉が本書にはちりばめられています。武宮九段が本当に伝えたかった「碁の本質」とは何かを感じ取ってください。あなたの囲碁観がガラリと変わるはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
43
普通の手筋の本だと、部分的な急所を発見する力は身につくけれど、臨機応変のいわゆる実戦手筋はなかなか見えてこない。その点、本書は碁の手筋が全局面的なものである事がよくわかる。著者は目先の地を取るより自分の石を効率よく働かせ、相手にはなるべく無駄な石(悪形)を打たせるよう仕向けるのが大事だと言う。私が実戦でよく打つ形が悪い見本としてあげられている所も幾つかあり、自分の弱点に気づかせられた。その一方で、なるほどそう打つのか、と武宮ならではの柔軟さに驚く箇所も多かった。アマ低段者の私に丁度よいくらいの内容だった。2017/02/12
訪問者
4
地を増やすのではなく、まず石の効率を考えろという武宮先生の良書。2021/04/25
サスケ
0
★★☆☆☆2020/08/19
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