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内容説明
大好評を得た『近代秀歌』の続篇として,「今後100年読まれ続けて欲しい」,主として戦後の秀歌100首を編む.佐藤佐太郎や近藤芳美から,塚本邦雄,寺山修司,岡井隆,そして俵万智から穂村弘へ.大きな変化を経た時代に,歌人たちは何を感じ,何を試みてきたか?著者ならではの視座から,歌の現在を,そして未来を語る一冊.
目次
目 次
はじめに
第一章 恋・愛──ガサッと落葉すくふやうに
第二章 青春──海を知らぬ少女の前に
第三章 新しい表現を求めて──父よ父よ世界が見えぬ
第四章 家族・友人──ふるさとに母を叱りてゐたりけり
第五章 日常──大根を探しにゆけば
第六章 社会・文化──居合はせし居合はせざりしことつひに
第七章 旅──ひまはりのアンダルシアはとほけれど
第八章 四季・自然──かなしみは明るさゆゑにきたりけり
第九章 孤の思い──秋のみづ素甕にあふれ
第一〇章 病と死──死はそこに抗ひがたく立つゆゑに
おわりに
あとがき
歌索引
一〇〇首にとりあげた歌人一覧
歌集以外の主要な引用・参考文献