文春新書<br> 松下幸之助の憂鬱

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文春新書
松下幸之助の憂鬱

  • 著者名:立石泰則
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2015/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166609833

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内容説明

創業者精神を忘れた企業は衰退する! 松下幸之助の精神は、なぜパナソニックに引き継がれなかったのか? カリスマを失った松下電器は、幸之助の薫陶に与らない四代の経営トップの下で迷走を続ける。四半世紀の取材を基に、稀代の企業家を余すところなく描き出す。ビジネスマン必読!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

230
現在のパナソニックの創業者松下幸之助の生涯を舞台にした本。いくら立派な人でも問題は起こすし、現在のパナソニックの迷走もそこから始まっているのではとの指摘に、もう少し最近の話も交えて欲しかった。しかし松下幸之助の人となりが分かる1冊でよかった。2015/03/06

中年サラリーマン

15
経営の神様としての松下幸之助よりも、人間松下幸之助の執着を前面に押し出した作品。面白かった。結局仕事って「思い入れ」なのだと思う。創業者がいなくなった会社が急にガタっといくのはそこらへんに原因があるのかもしれないが、逆にいうと「思い入れ」なしで仕事ができるようなシステムを作らないといけない時代なのかもね。2014/10/19

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

12
経営の神様と言われる松下幸之助の表面だけで無く、裏側にもスポットを当てており読み応えのある内容でした。兄弟の急死、両親の急死、長男の夭折が暗い影を落とす反面、業績を伸ばす原動力にもなったと言えます。2015/01/06

のり

4
図書館借り本7。創業者を越える逸材は現れないのか。三洋電機の発祥、本書で知りました。2016/10/11

3
幸之助の幼年時代の話は、とっても時代がかっていてとても想像できない。大勢の家族は数年の間にどんどん病死して、唯一残された母の再婚を家長である幸之助が承認しなければならなかったとか、松下家の再興を父に託されたとか、中世の世界のようだ。嫁の親族や甥っ子を大量に登用して発展しつつも、離反されてしまい、後継者を育てきれなかったのは、経営の神様のイメージからすると意外。やはり創業カリスマ社長の跡取りはどの会社でも大きな課題なんだろう。PHPに込めた宗教がかった思いはそうした苦悩のなせる技か。2014/12/31

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