Ｍｉｒａ文庫 マイ・ファーストラブ

著者名：シャロン・サラ/新井ひろみ

ハーレクイン（2014/10発売）

• ISBN：9784596916112
• NDC分類：933

内容説明

夜空に消えゆく流れ星は、あの日なくした恋を思いださせる――
癒しの作家S・サラが“永遠の愛”を綴った、渾身作。

高校時代、同級生のリンクと恋に落ちたメグ。だが、放課後のデートやぎこちないキス、星空の下での逢瀬を重ねる幸せな日々は、ある日起きた惨劇によって失われた――彼が、父親を殺した容疑で逮捕されたのだ。無実の訴えもむなしくリンクは有罪に。以降、メグの前に姿を見せることはなかった。あれから十数年、そのリンクが突然、故郷に戻ってくる。あどけなかった少年の面影はなく、圧倒的な存在感を漂わせる会社経営者となって。どうして今になって帰ってきたの……？　リンクを忘れられずにいたメグは、動揺を隠せなかった。■読者人気No.1、癒しの作家シャロン・サラが“永遠の愛”をテーマに綴った渾身作です。高校時代、恋人同士だったメグとリンクですが、幸せな日々を引き裂いたのはリンクの父親の死。しかも、まだ幼かったリンクに父親殺しの容疑がかけられたのです。手のひらを返すように周囲から冷たい目で見られ、無実の訴えむなしく逮捕――連行されるリンクの姿を、彼を信じ続けたメグは泣きながら見送るしかできませんでした。物語はそれから十数年後、事件の真相を探るためリンクが故郷に帰ってきたことで幕を開けます。ついに再会を果たす二人ですが、歳月が生んだ戸惑いともどかしさは隠せず…。手に汗握る事件の謎と、甘く切ないロマンスが絶妙にマッチした本作。これぞシャロン・サラの真骨頂です。本作に登場するメグの弟ライアルの話は『マイ・ラブレター』で、クィンの話は『マイ・スイートガール』でお楽しみいただけます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう]

3部作ラスト。ラストはウォーカー家次男かと思いきや、長女メグと18年ぶりに再会した無実の罪で服役し、真犯人を見つけるために戻ってきた元恋人リンクのお話。このシリーズで一番ヒロインを守ったヒーローはリンクだなぁ。クィンもかっこよかったけど、ヒロインが行動派だったから。でもどの話もお互いに支えあっていて素敵な関係性だった。リンクがかなり大きな男性ってことだったけど、どんななのか想像つかないんですけど。それにしてもリンク父とその親友とんでもない女にひっかかったもんだ。こりゃひどすぎる。

2017/04/23

[Rin]

再読)三部作③ 前作までのヒーロー達の長姉メグ、かつての恋人も結婚した人も刑務所に入ってしまい、離婚した後に一人で暮らすキルト作家。かつての恋人リックは、冤罪と証明し真実を得るためレベルリッジに戻ってきた。2人が再会するまでや再会後の会話、関係を深めていく流れが緊張感と優しさがあってよかった。事件は二転三転、ラストにまとめるのは作家の得意とするところ。シリーズキャラも皆登場するし活躍するしで楽しめました☺️ ②と③共に好きです✨

2021/10/05

[momo]

泣きました。終盤読み進めるのに涙が止まりませんでした。ヒーローもヒロインもツラく苦しい年月を過ごしたけど、やっと幸せになれて良かった。ホントに良かった✨素敵な作品でした。

2019/09/02

[kokorika]

高校時代飲恋人同士が18年ぶりに再会。ある秘密を知った為、狙われているヒロインを助けつつ、ヒーローは冤罪を晴らすため、過去の真相に迫る。ヒロインの助け合う家族とお互い罪をなすりつけ自己保身しか考えない犯人側の家族の対比がよく描かれいた。主人公二人がとても辛い日々を乗り越え、幸せになれてよかった。

2019/10/07

[Ogicch]

知力・体力・財力等スペック的に大体ヒーロー＞ヒロイン型のカップルが多いなか、このシリーズはヒーロー大してお金持ちでも権力者でもなく、どちらかと言うとヒーロー≦ヒロイン的なカップルが多かったような。ヒロインが一方的に頼るのではなくお互いが補いあっている関係がよかった。 しかし、大富豪でも超スーパーマンでもなくてよいが、外見だけはどうしても譲れなかったようだ。 みな、ガタイ良し、顔面よしのヒーローだったのが笑える。

2016/12/07