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内容説明
日本国内に蓄積される40トンの医療核廃棄物とは。三万人の癌患者に向き合ってきた放射線医療の第一人者と反原発運動を牽引する原子核工学者が複合被ばくの真実を明らかにし、放射性物質に向きあう方策を提唱する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
18
内部被ばくと外部被ばくと同様に全身化換算する計算は間違い。その影響は、当たっている範囲の細胞の線量を計算すべき(11頁)。小出先生は人間ドックに行かない。被ばくがすごいから(34頁)。過剰な検査で被ばくして病を誘発するなら元も子もない。サイトクロトロンとは、電荷を帯びた粒子を加速させるために人類が初めて造り上げた加速器(40頁)。泊原発周辺でもがん多発(48頁~)。けっして原子力ムラの恩恵ならず。高濃度被ばく線量を測定し、長年健康被害が出るか実測値との相関分析することが大事。2014/11/29
ponnnakano
2
放射線の話になると必ず出て来るICRPの基準が如何に当てにならないか(というよりそもそも人を守る気無し)ということがよくわかった。現に起こっている事実を、今の自分の知見に無いから、ありえないと判断している。もし科学的であろうとするなら、現に起こっている事実から出発して、今時分が知らない理由を探るようなアプローチをするべきでしょう。 原発を外国に売りつけるために、放射性廃棄物は日本で引き受ける約束するって、何考えてんの?安倍総理。目先の事しか考えていないのは明らかですが。2014/11/18
カムナビ
1
先日、聞きにいった西尾正道氏の講演会で購入して読んでみた。内容は講演会とほとんど同じ内容で、理解がさらに深まった。ICRPの基準値などが原子力政策を進めるためのもので、デタラメで、内部被曝への考えがかなり甘いということだ。これを基礎にして考える規制値や測定値は、ものすごく危うい。これを東大などの医師や研究者が後押しするものだから、みんな簡単に騙されてしまう。丁度、先週の深夜にこのあたりの内容に触れる、西尾先生も出演しているTV番組が放映されていた。なかなか画期的だとは思ったが、深夜ではあるのが残念。エネル2016/03/16
Miki Shimizu
0
最悪のことを考えて対策をしていかないと、、、って、当たり前やと思うけど、日本のエライ人って国民を安心させるためにそれを言ってないだけじゃなくて、本当に考えてないの?!西尾さんの言う哲学なき日本、品性なき日本、見識なき日本、人倫なき日本、責任なき日本、先見なき日本、知足なき日本って、、、。ホントになんとかしなきゃー!2015/08/22
jack
0
これは、すごい。 良書。 ☆5.02015/05/02




