内容説明
軍需企業の開発拠点がロケットランチャーで爆破された。不可解なテロ事件解明のため、防衛省情報官・伊吹司(い ぶき つかさ)はチーム「ラバーズ」に召集される。ラバーズとは国家的危機に際し、公安、警察、防衛関連の各機関から精鋭を集め事案にあたる、民間の超法規特務機関だ。事件を追う伊吹の前に謀略と昭和戦史の闇がたちはだかる。日本の過去と現在を問う軍事謀略シリーズ第一弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TATA
2
新聞の夕刊に紹介記事があったので図書館から。連作になるんだろうなあ、という展開。世界観もしっかりしてるし、題材としてはいいと思います。純粋な警察モノではないので少し感情移入が難しいかな。次回作も読みますね。2015/01/02
トランザム7000
1
なにげに手に取った一冊。三咲光郎さんは私にはお初の作家さん。過去の闇が日本の今に襲いかかる。本作は特務機関『ラバーズ』がその闇に挑む第一弾。読書メーターではまだ感想が2つしかないがサクサク読める面白本。ただ、もう少しページ数を増やして登場人物をより深く描き込めばもっともっと面白くなったのではないかと。次作にも期待。2015/06/05