徳間文庫<br> 若桜鉄道うぐいす駅

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徳間文庫
若桜鉄道うぐいす駅

  • 著者名:門井慶喜【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 徳間書店(2014/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198938956

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内容説明

鳥取県内を走る若桜(わかさ)鉄道は、三両編成。一両や二両のときも……。ローカル色あふれる路線には、昭和初期に著名な建築家が設計したとされるうぐいす駅の駅舎がある。しかし、この場所に病院を誘致し、とりこわす計画が持ち上がり、改築と保存で田舎町は揺れていた。大学院生の芹山涼太(せりやまりょうた)は、村長である祖父の命令で、駅舎の歴史を調べるなか、祖父の急死で、村長選に立候補させられてしまった。(傑作青春ミステリー)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

157
タイトルと装丁に惹かれて購入。駅のある村の再生か駅を利用する人達の義理人情話かと思ったら、全く違った。(あらすじは読まなきゃダメだね 笑)うぐいす駅を取り壊すか保存で、村長の孫の涼太が板挟みになって巻きこまれる。涼太の優柔不断な性格はダメだね。よく言えば優しいんだろうけど…。だから悠花ともねえ。悠花も悠花なんだが…。まあ、男と女いろいろあるわな。それはさておき、村の高齢化、過疎化とか様々な問題が垣間見えた。話は強引かなとは思うけど、ドタバタ劇という感じで、読みやすくそれなりに楽しめた。2020/09/30

てつ

61
ローカル線の小さな駅の存続をかけて、村長選挙にまでなってしまう、というほのぼのとした話。でも実はテーマは大きい。歴史的建造物の存続をどうするか、なんて誰にも結論は出せない。結局どっかで誰かが決めるしかないんだろう。面白かった。最後のシーンはご愛嬌。2017/07/08

piro

35
鳥取県に実在する若桜鉄道の、架空の駅「うぐいす」駅を巡るお話。かのフランク・ロイド・ライトが設計したとされる駅舎の保存是非を巡り、村長選挙の政策論争にまで広がるドタバタ劇。正直言って雑なストーリーですが、それなりにサラッと楽しめました。「門井さん、こんなに雑でいいの?」と思った位なのですが(笑)、地域振興的な作品なのかな?実はこの若桜鉄道沿線は母の生まれ故郷で、私にとっては思い出深い路線。風景も平凡だし、何の変哲もないローカル線ですが、そんな路線を舞台にしてくれた事は嬉しかったです。2022/01/30

みやけん

19
清水寺のしおりと共にあと80ページで紛失する。前半戦無理して頑張って、せっかく盛り上がってきたところだったのに。ということでいつもの評価は無し。皆様の感想をみて一旦終了します。甲子園ホテルはなかなか雰囲気のある建物ですよ。彼女に裏切られるシーンはイラッと来た。俄然主人公に肩入れしていたのだが、多分選挙に負ける気がする。2015/08/10

14
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/09/post-b52d.html2018/09/12

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