実業之日本社文庫 信長・曹操殺人事件 - 歴史探偵・月村弘平の事件簿

著者名：風野真知雄

実業之日本社（2015/01発売）

• ISBN：9784408551883

内容説明

信長の英雄伝説に異議あり!?　イケメン探偵が謎に迫る！　「日本史最大の英雄・織田信長の人生は三国志の英雄・曹操のパクリにすぎない」――Ｗ大学教授・浅井光政が歴史雑誌「歴史ミステリーツアー」で発表した新説が日本全国の信長ファン・アンチ信長派を巻き込んで、賛否両論の大反響を呼び、雑誌は完売。しかし、浅井は信長の信奉者から反感を買い、さらに大学の研究室で弓矢で襲撃を受けるという事件も発生する。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授の講演会のおり火縄銃で狙われて……「妻は、くノ一」「耳袋秘帖」などで人気の時代小説作家が、唯一手掛ける現代ミステリー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雅]

時代小説の時のようなサッパリとした謎解きではなかったけど、サクサクと読了。

2023/08/21

[ひさか]

2014年10月刊。文庫書下ろし。風野さんの現代ものは初めてですが、楽しめました。時代ものより仕掛けが、やや落ちるという感じがしました。

2015/01/15

[ｉｇａｉｇａ]

相変わらずゆるくてお気に入り。あっという間に読めますが真偽のほどは謎。信長・・・三国志参考にしたのかな？？似ているんですね。どうかな？？気になりますが・・・

2019/01/24

[さっとる◎]

イケメン歴史探偵月村弘平シリーズ第３弾。よりライトになっているような(^^; サラッと読めて面白いのだけど、「信長は曹操の猿真似しただけだ」って説…猿真似でも何でも誰にでもできるかー！って、最初から何か引っ掛かってしまった(^^; 動機も切ないのだけど、サラッとライトにいっぱい死んだなあ…って(^^; 探偵と夕湖が好きだから次出ても読むけどね(笑)それだけ(笑)

2014/11/14

[むつこ]

今作品の信長と曹操は大好きな歴史人物、その二人がどのように結びつくのか興味はあった分「あり得るか？」と風野的珍説の数々にメインの観光地に憧れが薄れたまま。行ってみたいと思えず代わりに三国志の小説を読み直したくなった。

2018/08/16