内容説明
子供の父親にはなりたいのに、
私の夫にはなりたくないなんて……。
「私に精子を提供してくれない?」子供が産めなくなる恐れがあると医師に言われたメグは、一刻も早く妊娠したくて、親友のベンに人工授精の話を切り出した。彼が結婚や愛の絆を信じていないことは、むろん承知している。仕事で世界中を飛びまわる身に妻や子供など必要ないのだ。生まれてくる子の養育に責任を負わなくていいという条件で、メグはなんとか彼の協力を取りつけた。ところが、メグが妊娠の成功を報告するやいなや、ベンが飛んできて、信じられないことを言い放った。「僕はその子の人生に、父親としてかかわりたい!」■『ボスと秘書の小さな絆』で鮮やかな日本デビューを飾った、HQ
イマージュの大型新人M・ダグラス。今回お届けするのは、念願の
赤ちゃんを授かったメグの物語です。急に態度を翻したベンですが、
依然、独身主義を返上するつもりはなさそうで……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
23
再婚するベンの祖母とメグの父が同世代で意外に若いことにびっくり。コミックの絵は老け過ぎ。娘が出奔、残された孫を育てる祖母は大変だったろうし、若くして愛する妻を亡くした父も辛かっただろうが、残された子どもだって身内からの愛情を求めているのに自分の殻に閉じこもった罪は重くないか?人工授精で親友ベンの子を妊娠したメグはそれでも彼らの結婚を祝おうとするのだから立派。それにひきかえ冒険ツアーのガイドとして世界中を飛び回ってロクに家にいないのに子どもの父親になりたいって言い出すベン。メグへの愛に気づくのが遅過ぎ…。2017/03/09
akiyuki_1717
0
隣同士で育ったH&Hは親からの愛情を受けずに互いを励まし合い親友として成長した。人所に落ち着けず、世界を飛び回るヒーローに精子提供を頼み、シングルマザーの道を選んだヒロイン。しかしヒーローは妊娠がわかると父親として子供と関わって行きたいと言い出す。渋々同意するも、女性とも長続きしないヒーローに将来、子供が傷つけられることを恐れるヒロイン。ヒーローの叔母とヒロイン父が結婚すると言い出したのも驚きだけど、誰もが自分勝手で入り込めない展開だった。知り合いに精子提供する時点で問題が起こることが目に見えてるしね。2023/07/15