中公新書ラクレ<br> 徹底検証 朝日「慰安婦」報道

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中公新書ラクレ
徹底検証 朝日「慰安婦」報道

  • ISBN:9784121505095

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内容説明

朝日新聞が誤りを認めた「吉田証言」。その報道は日韓対立をあおり、我が国の国際的イメージを損ねた。正しい歴史認識とは? 報道機関の責任とは? 朝日の2大虚報(伊藤律架空会見事件、サンゴ事件)を振り返り、慰安婦報道の問題点と、それが及ぼす甚大な影響を検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びす男

39
醜悪である。凝り固まった頭脳によって事実が歪曲されたということも、そんな朝日に対して悪辣な言葉を尽くして罵倒を浴びせる他のメディアも。事実に忠実であることは難しいし、その危うさを意識しない限り、誤報や捏造はなくならない。慰安婦報道は検証が遅すぎたのも確かだ。一方で、それに対して過剰なバッシングを展開するのも、いかがなものか。批判すべきことは批判すべきだが、節度が求められる。メディア全体が傾きつつある今、業界全体の「品位」が大きく傷ついていることにも危機感を抱く必要がある。書評、なんか書く気にならないなぁ…2014/10/21

緋莢

11
2014年。以前から疑問視されていた「吉田証言」の誤りを認めた朝日新聞。1982年の証言掲載以来、32年後の記事取り消し。国の対立、国際イメージに大きな影響を与えた朝日新聞の問題点は何か?を検証した本。2015/07/08

mj

9
本書では、朝日による複数の記事の捏造の経緯とそれが及ぼした影響について検証しています。朝日の組織的に歪んだ体質と無責任、社員の倒錯したプロ意識・功名心は本書を読まずとも知っている人は多いと思います。本書で検証されていることは、保守の側が長きにわたってなんら有効な手を打てなかったことの裏返しに過ぎない。つまり保守陣営の無能さの間接的な検証でもあります。2016/08/07

わいわい

3
誤った情報、見解であっても、受け手は報道をあたかも真実のように受け取ってしまう。報道機関が及ぼす社会的責任は大きい。この朝日の問題の根底には、おごり?正義?「吉田証言」からゆがめられた歴史認識。「強制連行」の考えからから引き返せなかった事から見え隠れする、変な頑なさ。これは、読売側からの主張の本だが、朝日の誤報と韓国の反日感情が相まってこの問題が泥沼化していったことが理解できる。朝日は、正義感を持って社会(国)に問題を突きつけたかったのだろうけど…。読売も、同業種にここまでの批判、うーん、すごいな。2015/10/13

Gen Kato

3
現在の日韓関係を思うと読んでいて本当にやりきれない。報道など信じられないものだ、と、まず疑ってかかることの大事さを学ばせてくれたと考えるしかないのか。2015/01/01

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