知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

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知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

  • ISBN:9784839947033

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内容説明

イマドキの知的生産は「技術」×「センス」

私たちは、インターネットという情報ネットワークを自在に操り、クラウドに膨大な情報を蓄積して、それらにパソコンやスマートフォンなどからいつでもどこからでもアクセスできる時代に生きているのです。しかし、私たちが日々生み出している情報は、こういった環境の進化に追いついているでしょうか?道具や環境が整った今だからこそ「知的生産」のための技術について、あるいは「知的生産」とはそもそもどういったものなのか、その源流をたどる必要が高まっています。「Evernote」というノートアプリを使っている方も多いかもしれません。その原型とも言える「京大型カード」の活用を起点にまとめられた大ベストセラーが、生態学者、民族学者、情報学者、未来学者であり「知の巨人」と呼ばれた梅棹忠夫先生が執筆された古典的名誉『知的生産の技術』です。この本には「個人が情報をどう記録し、いかに活用するか」というノウハウが凝縮されていて、ほぼそのままEvernoteのような現在の情報整理ツールに活かすことができます。梅棹先生が「知的生産の技術」として提唱された、情報の集め方、記録の仕方、そしてアウトプットの仕方などのアプローチは、今日から実践できるとても身近で実直なものです。本書はそんな「知的生産の技術」をできる限り現代の私たちも活かせるように再解釈し、いま私たちの周囲にある道具や環境に適用できるようアップデートを試みました。国立民族学博物館でウメサオタダオ展の企画運営を担当した小長谷有紀先生にも協力をいただき、できる限り梅棹先生がどう考えて、実際どのように取り組んでいたのか、確認しながらまとめた一冊にもなっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

21
ゴシ太本。知的生産は、フィールドワークから得た情報を蓄積、分類、執筆、企画の産出に活かす技術(28頁~)。75頁前後に紹介されているEvernoteは利用価値がありそうなので、可能であればやってみたい。欧米でPhDがビジネスキャリアとして一段上なのは、D論が査読を経た成果物を完成したことでビジネスでも有効性をもつ(84頁~)との指摘は、日本の経営者も傾聴に値しよう。自分なりの価値を付加することは立派な知的生産(102頁)。2014/12/13

Yuto

13
自分で苦心し、発信してそれに反応が貰えた時の嬉しさ。その嬉しさは新たなものが産まれるきっかけとなる。そんなことを感じました。2019/10/16

デューク

2
「知的生産とは、あなた自身が感じた感動や発見を、あなただけの言葉で表現すること」。そう語る筆者による情報の活用術。 情報は量を集めるだけではなく、それを組合わせることにより、新しい価値が生まれる。その情報のどこが自分の琴線に触れたのか、その情報は自分にとって何の意味があるのか、それを意識すれば情報に対する感度は研ぎ澄まされていく。その上で、自分が感じた驚きや感動をアウトプットしていく。情報を文字通り血肉とするための指南書であり、そのアウトプットで自分の個性を開拓していく解説書。おすすめ2016/09/13

thinkeroid

2
梅棹忠夫の『知的生産の技術』を真正面から現代の情報技術に即して読みなおしている。梅棹書がそうであったように、ツールの紹介よりも、知的生産の主体として生きることが考察されている。2015/06/10

楽raku

2
知的生産の目的を自覚すること、センスを磨くためにはインプット、アウトプットのサイクルを回し続けることをやってみたい。2014/10/10

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