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内容説明
官僚の暴言ツイッター,健康不安,「金目」発言…….置き去りにされたままの福島の現状.子どもや自主避難者を守るべく作られた法律はなぜ,どのように骨抜きにされたのか.現地からの声,隠された多くの真相や証言から政府の思惑を明らかにし,被災者支援のあり方を考える.
目次
目 次
プロローグ
1章 暴言ツイッター
2章 子ども・被災者生活支援法とは
3章 「参院選後に先送り」
4章 理念が骨抜きの「基本方針案」
5章 激しい反発を無視して閣議決定
6章 「裏の会議」から「表の会議」へ──規制委の帰還検討チーム
7章 無視されたチェルノブイリの教訓──支援法の裏側で
8章 避難と帰還──避難者たちの意向を巡って
9章 被災者支援政策の欺瞞──誰のため、何のためなのか
エピローグ
あとがき
〔資料〕子ども・被災者生活支援法条文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
34
2013年刊。復興庁の参事官がTwitterで吐いた暴言を足がかりに、低線量の被曝をした人に寄り添うはずだった子ども・被災者生活支援法の理念が歪められる過程を取材。 「事故で放射性物質がばらまかれたけれど大したことがないから戻って暮らせということか」政府に鋭く迫る地元福島の新聞記者。「避難者が帰れるよう規制を解除するのは憲法に記す居住の自由に沿ったもの」帰還が住民の意思であると装おうとする狡猾な官僚。自らの方針に沿った情報だけを選別し、都合良いタイミングで公表しようとする政府の恣意的な姿勢を問題とします。2019/12/17
coolflat
8
「子ども被災者支援法」がいかに骨抜きにされていったかを炙り出している。問題点とは、線量基準が法律に盛り込まれていないの一言に尽きるが、経産省は年間20mSvの妥当性を強調する一方、年間1mSvと5mSvを基準に避難の権利を保障するチェルノブイリ法を完全否定する現地調査報告書を作成し、公表せずにロビー活動に使い、その方針が反映され法案は見事に骨抜きになったわけである。県民健康調査と同じで最初から結論ありきだったということである。また避難解除基準に線量を低く見積もれる個人線量計を使おうとした一連の経緯も詳しい2014/11/16
kenitirokikuti
6
図書館にて。同著者の岩波新書1442『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(2013.9)の一年後の続編。話題は「子ども・被災者生活支援法」が中心。「1章 暴言ツイッター」とは、同法の「基本方針」の取りまとめを担当していた総務庁(現総務省)のキャリア官僚水野参事官の匿名ツイッターアカウントのこと。船橋副市長だったが12年8月から復興庁に出向。アカウントを変えないまま復興庁仕事の愚痴を垂れ流してたのでスクープされてしまった。えーと、そっか、トランプ大統領以前はそんな感じだったなぁ…2022/09/25
白猫の単語
4
被曝線量調査についての意見を求めるために何故匿名希望の科学者を選んだんだろう。2015/10/12
仮定体
3
官僚は政治家なんて、答弁のためのお飾りだと思っているんだろうな。そんな無能な政治家を選んだのは、有権者。ろくな候補がいない、なんて言って棄権ばかりしていると、本当にろくでもない政治家しか残らないよ。少しでもましな人を見つけていかないと、本当に腐ってしまう。2014/11/08




