富士見ファンタジア文庫 蒼井葉留の正しい日本語2

著者名：竹岡葉月【著者】/タケオカミホ【イラスト】

KADOKAWA（2014/10発売）

• ISBN：9784040701417

内容説明

斎館学園の入学式を迎えた縁と葉留。友達ができるか不安がる葉留をよそに、縁は早速オタク友達を見つけていた。だが、彼の隣席になった美少女・櫛木六花は、大のオタク嫌いで、しかも何やら秘密があり!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

久坂と葉留が高校の入学式を迎えて新学期がスタートした第二弾。久坂が隣の席のオタク嫌い六花と対立し険悪な雰囲気になっていきますが、ひょんなことからそんな六花の秘密を知ってしまうというお話で、日本語の薀蓄でドン引きされたり、理解されなかったりな葉留は相変わらずですが、徐々に周囲のメンツも増えていきながら、今回も久坂と葉留が寮生みんなを巻き込んでのドタバタ劇は楽しめました。あとがきに次巻はこれの売上次第と書いてありましたが、こういう雰囲気のお話結構好きなので続きちゃんと出してくれますよね？期待して待ってますよ。

2014/09/21

[まるぼろ]

この巻次第で打ち切りかどうかが…との事でしたが、縁と葉留が入学するそんな今巻のメインは新キャラの櫛木六花です。ある理由から入学当日から隣の席になった六花にオタク全否定をされ、戦争状態になるが…と言う内容。内容がストーカー事件だし、それ以外にも六花に対して随分と扱いの酷い内容でそこら辺の内容にはムカっとしたりしましたが、前巻同様沈みこなまい様ないいさじ加減と言うか、終わってみれば一件落着と言う作品の雰囲気はとても良いな、と思いました。葉留の辞書への偏愛に関する内容も出てきて次巻、ぜひ続刊して欲しいです…ｗ

2014/10/07

[まりも]

今回は入学という事で学園生活開始回。個性的な友達も出来た矢先オタク嫌いの六花と険悪な仲になった主人公。普通はオタク嫌いが表れたらビビるもんやけど超攻撃態勢で迎え撃つとか久坂のアグレッシブさがすげぇ。葉留の日本語薀蓄、知識欲も相変わらずで葉留の餌食になった六花はドンマイですね。主人公の人間関係も広がり葉留から気になる単語が出たりと次巻も楽しみ。ただ打ち切りは不安です。入学したところで打ち切りはあまりにも悲しすぎるし３巻と言わず５巻くらいは欲しいんだけどな…

2014/09/23

[Yobata]

ついに入学式を迎える縁と葉留。A組になった縁は早々にオタ友が出来るも隣の席の美少女・櫛貴六花は大のオタク嫌いの少女で早速犬猿の仲の如く対立する。しかし六花がオタクを嫌うには秘密があり…。そういえばまだ入学してなかったねw葉留とクラスが別になりクールビューティーな櫛貴六花が新ヒロインとして登場。縁は純日本産のオタじゃないので超強気。こんな攻撃的なオタ始めて見たわwオタ縁vsオタ嫌い六花のバトルは小学生みたいだったねw肝心の葉留は高校デビュー失敗でぼっちかと思いきやマスコット扱いからの逃走という変な意味での→

2014/09/20

[あなほりふくろう]

葉留「また今宵も、つまらぬワナビを斬ってしまった」殺される櫛貴さんが超恥ずかし可愛い第2巻。いやこういうヒロイン大好きなのｗ p263「ここからまたいくらでも上達すればいいの」なんかいい台詞でした。今回は面白かった、キャラ小説としていい方向に化けた感じです。事情は結構深刻なれどミステリ部分は軽め、ふわっとした雰囲気は崩さないまま人物がみんなよく動くようになって、鳩居寮メンバーの結束感も見えてきたりして。全体に楽しい雰囲気が出てきました。これは是非とも打ち切り危機を回避してもらって、巻を重ねて欲しいなあ。

2014/09/25