内容説明
食べちゃだめ、触っちゃだめ……
森に息づくキュートでフシギな魔物
かわいい姿に毒を秘める、魅力あふれる毒きのこを43種掲載した写真集です。
きのこは熱狂的な人気を集める生きもので、写真集やガイドブックもたくさんありますが、
「毒きのこ」だけに焦点を当てた本は多くありません。
本書では、森にひそむ毒きのこのかわいらしい姿を写真で紹介しつつ、
ナゾだらけの生態について解説してゆきます。
また、コラムでは「芸術の中の毒きのこ」「毒きのこ事件簿」「中毒を起こさないために」などの雑学も紹介。
毒きのこの魅力が余すところなく楽しめる一冊です!
●致死量はほんの3グラム、真っ赤なカエンタケ
●『今昔物語集』に登場する光る毒きのこ、ツキヨタケ
●きのこは植物より動物に近い!?
●最強の「殺しの天使」ドクツルタケ
●宮沢賢治、小林一茶が描いた毒きのこ
●皇帝ネロの義理の父は毒きのこで暗殺された ……etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
98
森に自生する魅惑的で奇妙な毒きのこの世界を堪能できる。見た目が可愛いのでヨーロッパでは幸せのシンボルとされてるベニテングダケ🍄、凛とした立ち姿も美しい白きのこ「殺しの天使」の異名を持つドクツルタケ。コラムも興味深く面白い。カエルが茶碗のようなきのこに入ってくつろいでいる写真がとても可愛い♡エゾリスがじっときのこを見つめている写真は微笑ましいメルヘンの世界。写真家の新井さんと監修の白水さんのきのこ愛が詰まった写真集。2020/10/23
あじ
69
白タイツをくしゅと穿いた表紙の「ベニテングダケ」は、きのこ界のミューズ。バレリーナのようにつま先立で美しく佇む森の妖精。ボロボロな破れ傘は萬屋錦之助が好みそうな「ヘビキノコモドキ」。土の下から勢いよく火炎が上がる「カエンタケ」。形容のオンパレード、きのこは個性のるつぼ。愛するには命がけ。食べちゃいたい程に魅力を感じても、食するには躊躇って欲しい。彼らは危険な刺客なのだから。本書で愛でるに止めよう。2014/11/08
hnzwd
57
触っちゃいけない。食べたらいけない。と、言われれば言われるほど恐る恐る見たくなる。そんなドキドキ感を満足させてくれる毒きのこの写真集。あまりにも美しいきのこ達に魅せられました。。食べられるかは不明、ってのが多いのが衝撃。2014/10/13
kinkin
56
毒きのこ、食べることを前提に区分すればそうかもしれない、しかし毒キノコ、被写体としては美しい被写体ということに気付いた。一茶のこんな句も載っていた。「うつくしやあらうつくしや毒きのこ」^ ^2014/10/01
クリママ
53
秋になると庭にきのこが生えてくる。触ってみたいけれど、ちょっと怖い。なので、毒きのこの知識だけでもと読んでみる。むむ、見たことのあるようなのもある。触ったくらいでは大丈夫なものがほとんどだが、中にはとても恐ろしいものもある。きのこは、なんだか不思議で、なんだか惹かれる。2021/02/06
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