内容説明
宅配便で届いたのは、誘拐された息子の指だった。母親は身代金の受け渡しに奔走するが、卑猥な写真を盗撮された女性教師、両親を監禁されたサラリーマン、小悪党の刑事らを巻き込み、事件は錯綜を極めていく。誘拐犯に踊らされる者たちの暴走は止まらない――。子供の命は、そして、全てを裏で操るコンダクターとは何者なのか。疾走感あふれる展開で衝撃の結末まで駆け抜ける、社会派サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
53
What an outrageous book! これをシンプルに「面白かった」とまとめる度胸はない。単行本も読まなきゃダメなの?ヤダな。2016/01/05
すたこ
37
★★★★設定が面白く、登場人物の視点で進み方が変わる。後半になってくるとパズルのピースが合うような様が楽しい。社会派サスペンスということだけど、ドタバタミステリーという感じだった。軽く読める一冊。個人的にはラストが物足りなかった。2018/07/15
み
18
う〜ん、登場人物がどう関わってるのかってトコは面白いんだが、出てくるヒトがヤなヒトばかり…。結末も何だかねえ(-_-;)ちと残念なり。2015/04/20
kei@名古屋
17
うひゃぁ、結構なトンデモ本だな。。。まぁまぁまぁ読みたい人は読むと良い。伊坂幸太郎さんが好きになった一冊でした。なんとなくね。2014/10/03
詩界 -うたか-
8
#読了◆朝の配達に起こされ電話がかかってきた。荷物には子供の指。昨日も眠っているものだと思って寝室を確認していなかった。でも、ナゼ?指がくっつくかもしれない――「早く5千万用意しろ」息子の為なら何がなんでもする!早く助けなくちゃ――◆社会派サスペンスでもなければミステリーでもありません。イヤミスには遠い。タイトルがリミットだから焦りが楽しめるのかと思ったけれどドキドキハラハラもしない。最後の方が特に弱くなっていって、この小説で何が書きたかったのかと悩んでしまう。悪意とかそっちの方なのかな?危険分子?2020/07/29