講談社文庫<br> 恋愛小説

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講談社文庫
恋愛小説

  • 著者名:椰月美智子【著】
  • 価格 ¥957(本体¥870)
  • 特価 ¥478(本体¥435)
  • 講談社(2014/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062779180

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内容説明

23歳の美緒には、大好きな彼の健太郎がいる。かっこよくて、優しくて、結婚するんだろうな、と思っている彼が。――しかし、ついサスケと寝てしまった。健太郎と一緒にいるのが絶対に幸せだし、なにより健太郎のことを美緒は好きなのだ。それでも、サスケのことも好き――そんな身勝手な美緒とサスケの恋は、次第に様相が変わる。あるひとりの女の、身勝手で未熟で生々しくも鮮やかな、恋愛大河叙事小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なゆ

84
どストレートすぎるし、恋愛大河叙事小説って、一体どんな大恋愛よ?と思って読んだけど…。23歳ならまぁ、若さゆえの好き好き大暴走なお話なのかな。健太郎という立派な彼氏がいながらもサスケのことが好きになり、もう止まらない美緒。ちょっとばかし可愛っぽくて、多分男ウケもいい感じで、自分の気持ちに正直すぎて、ワガママ三昧で、あームカつく!「ふたりとも好きだから、どっちも別れたくない!」だなんて、呆れて本ぶん投げそうになったわい。まぁ、同僚たちの恋愛事情なんかの方が面白いけど、やっばこっちがくだらないけど王道なのね。2019/02/16

takaC

71
椰月美智子ってこういうのも書くんだ。なんか感服した。560ページなので薄くはないのだけど文量が多いせいか読み切るのに累積333分と想定外に時間がかかってしまった。2017/09/21

あつひめ

67
こんな時もあるよなぁと思いながら読んだ。どちらも好き…言葉ではうまく説明できないけれど好きなのだ。足して2で割れば理想の人になるとかじゃなく、それぞれが好きなのだ。これは相手からしたらふざけんなレベルなんだけど。20年後30年後の彼らを見てみたい。若さゆえと思うかもしれないが、あの頃の一生懸命に人を思う心がどこか羨ましくなると思う。普通に考えたら、ずるいふざけた女なのだけどこういう気持ちって実行するかしないか関係なく誰しも持っている気がした。よくぞここまでストレートに書いてくれたと思うのは私だけ?2017/11/01

ワニニ

58
「確かに」恋愛小説だった。読み合わった今、椰月さん本当に上手いと思う。初めは美緒の自由奔放さにイラッとし、かなり色々なことがあるにも関わらず、あまりに日常的に時が流れ、起伏があるのかないのかわからないような雰囲気に乗り切れなかったのだが、そのうち「いやいや、これこそが恋愛で、恋愛小説なんでしょ」て!美緒の、恋愛の、観察日記みたいな。こんなに自分の思うまま、心も身体も行動も表現出来る美緒が羨ましい。自己肯定感がむやみに高いし。端から見たらずいぶん嫌な女と思うけれどね。男は皆、至極イイ人揃い。あ~恋愛だよっ。2015/03/10

わか

52
帯に「溶けるほど甘くて最高に辛口なラブストーリー」とあったので、ワクワクしながら手にとりました。淡々と書かれている感じが面白い試みだと思いました。主人公、23歳、美緒。かなり自分勝手でわりと欲望のままに行動します。あんまり共感は出来なかったなあ。その美緒をここまで堂々と描ききった椰月さんはすごいと思った。読者に全然媚びてない。でも若いってこうゆうものなんですよね。健太郎と別れたのはちょっともったいなかったかなー。ラストはほほうという感じ。2015/11/11

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