内容説明
美容整形クリニックに、院長の秘書として勤務する港子は独身の30歳。両親は、子供の頃から永く別居しているが、経済的には何不自由なく育てられてきた。フリーライターの翔一、生花店を経営する金持ちの室田と二股恋愛も楽しんでいる。そんな港子の前に、美しい顔を持つ男・泰生が現れて……。異様なほど美に執着する女の生態と、禁断の恋の行方を描いた長編。 解説・柴門ふみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
97
真理子さんの作品は、あまりに女性の舞台裏を晒しすぎて、世の男性がたには読んで欲しくないものばかり(笑)。忍び寄る老いと日々闘う中年女たち(私だ!)、恋を失うことが怖いが故に、その恋に保険を掛けてしまう女、そして男性に対して、知性はもちろん若さや美をも求めてしまう女(私か?!笑)。内容はあっさりしてるけれど、難しいお年頃の私には、なかなか心に沁みた作品でした。2015/07/12
ワニニ
48
最後の事故までは、これからは年下だよね、と思った(笑)でも、年下でも、おじいさんでも、やっぱり誰でも良いわけではなく、ダメなものはダメ。それは姿かたちのこともあるけれど、それだけじゃない。それにしても、本当に林真理子らしい作品で、笑えるほど。港子は、イヤな女。言いたいことはよく分かるが。そして、自分がそういう女だと自覚しているところは、まだ可愛い。2014/10/11
izumi
21
この本、前にも読んだかな?それとも林真理子さんの小説って、似たような話が多いからかな?既視感を感じました。題名と内容が合っていない気がして、どこが「綺麗な生活」何だろうと思いました。疲れずにさくっと読めるところが林真理子さんの小説やエッセイの良いところですが、このお話は読後感が悪く、少し疲れました。2014/11/25
のの
19
主人公が美容整形クリニックに勤務しているため、女性の持つ美や若さへの執着がこれでもかと出てきます。 人は外見も大事です。 でもそれは、「外見も」なのであって「外見が」ではないことを知ってるけどね。2014/11/29
ひな
14
ドロっと昼ドラ雰囲気の作品に “美意識とは?“ と考える。 「人は “外見“ ではなく “内面“」 よく耳にする言葉だが、その本質は どこにあるのか。 面食いでないと思ってる私自身も含め、外見派ではなく内面派の人たちが、具体的ではないにせよ自分の好みにも引っかからないようなタイプを恋愛対象と見る確率が どれほどなのか? でも人の気持ちは不思議なもので、思わず好きになるコトもあるし、好きになってしまってから、相手が自分の損得になる人か考えたり、外見が変わったからと気持ちが悪い方に振れる、そうはなりたくない。2015/02/05
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