内容説明
IWGPシリーズ初の文庫書き下ろし作品が登場! マコトの親友にして池袋の王様、タカシはいかにして「氷のキング」になったのか?
誰にだって忘れられない夏の一日があるよな――。高校時代のタカシにはたったひとりの兄、タケルがいた。スナイパーのような鋭く正確な拳をもつタケルは、みなからボスと慕われ、戦国状態の池袋をまとめていく。だが、そんな兄を悲劇が襲う。タカシが兄の仇を討ち、氷のキングになるまでを描いた特別長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
304
IWGPシリーズは数冊読んだだけの初心者ですが、KING誕生の青春編は楽しめました!タケル、タカシ、マコトの疾走感は、眩しすぎます。2014/10/29
zero1
235
IWGP番外編。Gボーイズ創設に何があったか。タカシが非情なキングになった経緯をマコトの視点で描く。マコトとタカシがまだ高校二年。意外にも一緒にゲーセンに行く。今まで描かれなかったタカシの兄タケルと母親。埼玉から来た池袋を狙う一団との抗争。それに強盗KOキッド、振り込め詐欺の集団が絡む。タケルはボクシングでインハイ準優勝の実力者。池袋の組織を統合しボスの座に就く。Gボーイズ先代シンジの存在など矛盾点も指摘された本書。パラレルワールド?続きあり?スターウォーズのように、後から前の物語を描くのは難しいのか。2019/10/09
れみ
199
タカシが池袋の氷の王様になるまでの、タカシの兄・タケルの出てくるお話。読むのが辛いようなエピソードもたくさんあったけど、マコトとタカシの関係がなかなか良い。これ読んだらもう朧げにしか記憶にないシリーズの最初の方を読み返したくなってきた…!2014/11/11
文庫フリーク@灯れ松明の火
196
【マコト風に】なあ、活字中毒のあんたでも、毎回買う気マンマンで本屋さんには行かないだろ。むしろ当ても無くうろうろするのが楽しいはずだ。今日、おれの目に飛び込んできたのは『キング誕生』の表紙。しかも解説は辻村深月さん。手に取るスピードは、断言するが、キング・タカシの右ストレートより速かった(あくまで気分だけ。いい歳のおっさんが閃光のハンドスピード見せたら引くだろ?)薄い板のような背中で、何考えているか解らない17歳のタカシ。父を早くに亡くし、母も若くして余命幾ばくも無い入院生活。たった一人の兄・タケルは→2014/09/02
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
149
大切な人との別れを経て、ある夏の日、少年は“氷のキング”になりました。マコトの一人称の語りで綴られるこのシリーズは、やはり大好き。スピード感とリズムが心地よくて、活字に疲れた時でも物語の世界に入っていけます。少年ギャングの抗争から街の若者を守るため、Gボーイズを結成し池袋をまとめていくタカシの兄、タケル。強くて男気があり仲間から“ボス”と慕われながら、弟とは微妙な距離感。男の兄弟の関係って実に難しいものです。それでも兄に導かれ、タカシは才能を開花していきます。“ファン代表”辻村深月さんの解説もよかった。2014/09/14
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