内容説明
「真の哲学」とは? 「知を愛する」の真意とは?
「命」よりも大切な「幸福」とは何だったのか?
2400年の時を越えて、いま―――哲学の祖・ソクラテスとの対話が実現!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
35
古代ギリシャの哲学者ソクラテスはアテネで人々に知の本質を教えたが青年に害悪を及ぼした等として死刑判決を受け(逃げる機会があったにもかかわらず)最後は毒ニンジンを飲んで刑死。現代では哲学の祖と言われる方が当時にあっては狂人扱い。でも2500年近く経った今も残るというのは単なる狂人の妄想ではなくその言説や思想に真理があった証拠だと思います。吉田松陰やキリストに似た真理を探究し信念に生きた方という印象です。時代の「常識」が常に真理かどうか、多数(決)=必ずしも真ならずは普遍の教訓だと思います。2014/10/29
作楽
7
プラトンの国家論を読んだことがあるんですが、想像していたソクラテスとは違った(笑)かなり変な人だ。魂が健康になるためにはを、考えていた人なんですねぇ。戦い続けていたんだなぁ。2017/06/07
とらじゃ
4
ソクラテスさんて、面白い(笑)是非対話してみたいものだ。2014/09/02
かささぎのはし
3
哲学を若いうちに勉強しすぎると不幸になるというのには妙な説得力がありました(笑)哲学の使命が真理の探究であるとするなら、当然現代の常識とぶつかることは多いと思うので。ゴルデルの『カードミステリー』ではソクラテスが異端者ゆえの不幸とあり、それとも合致するなと。まずは、実学という筆者のアドバイスが身にしみます。それにしても飄々とした風情で優しく難しいことを語る姿は魅力的。「バアル」と「ヘルメス」の違いを「財産が徳を産むと、徳が財産を産むという違いと説いているところはあまりない論点だったのではないかと思います。2015/04/21
パングル
2
魂の健康2014/09/11