集英社スーパーダッシュ文庫 オーガバスター・オーバードライブ

著者名：藤原健市

集英社（2014/08発売）

• ISBN：9784086307994
• NDC分類：913.6

内容説明

主人公・天童玄(てんどう　くろ)は、鬼の血を引き、鬼の力を秘めて現代に生きる鬼人だ。子供の頃に両親を失った玄は、同じ鬼人の従妹・美白(みしろ)の家に引き取られ普通の人間として生きてきたが、両親を亡くす前の記憶がない。失った過去が気にならなくなるほど平穏な日々が続き、儚げな美少女である美白を周りから嫁認定されるような充実した高校生活のある日。玄の幼なじみだという活発な少女が転校してくる。玄の過去を知る少女の登場と共に、玄たちの住む街に悪鬼の影が忍び寄る。悪鬼は、人を喰らうもの。そして、玄たちの平穏を侵すもの。玄は、キスをして誰かから命の力を借りなければ鬼の力を使えない。自称「半端な鬼」の玄は、大切な人々を守るため、《鬼狩り（オーガバスター）》の道に身を投じる――。現代に生きる鬼たちのダークバトル・ファンタジー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

天童玄は鬼の血を引き鬼の力を使える現代に残る鬼人で、同じ鬼人で従妹の美白,そして鬼人で悪鬼始末人の仕事をする従姉の朱と生活をしていた。夏休みに入る直前に玄の学校に大阪から転校してきた皆本鋼は玄の幼馴染だというが玄は一切思い出せなかった。そんな中、玄の街に悪鬼が侵入してきた知らせを知り…。konaさん買い。｢B.A.D.｣で魅了されてkonaさんってだけで買ったけど奇しくも鬼に関するダーク系の話だったwこの作品はバトルものだったが敵・外道丸の醜悪さや残酷さはB.A.D.と通じる所があるのかなw?まぁ鬼の→

2014/08/22

[しぇん]

なんか地味。現代の鬼狩ファンタジー。物語の設定もキャラもしっかり作られてますが、丁寧すぎて勢いがないのか熱が足りないように感じてしまいました。戦闘も派手なようではあるのですが、今一つ読ませる勢いがないというか……。悪くもないですが、特別良くもない微妙な評価に。

2014/09/07

[薄荷飴]

説明口調が多かったり展開が読めてしまったり敵キャラとの戦いが茶番っぽかったりと気になるところはありましたが、おかしいところはなかったので楽しめました。この手の主人公の鈍感さは食傷気味なので、キスして力を増幅（作中ではそうと認めていないが）するならもうちょっと聡くても別に問題はないと思います。ど直球の内容でよかったのですが、個人的にはもっと冒険してほしかったです。

2014/09/07

[AKF-ZERO]

現代和風ファンタジー。鬼の血を引く家系に生まれた少年がヒロインである従姉妹達と共に鬼退治するお話。地味な印象を受けますが良くまとめられてる作品だと思います。あえて欠点を上げるとすれば先が読みやすいところですね。物語の下地は良いので続編がどう展開するかで面白さが変わりそうな感じです。主人公に対するヒロイン達のラブ度が高いのでその辺は自分の好みでしたｗｗ　続きはとりあえず買いと言ったところでしょうか。

2014/12/16

[真白優樹]

現代に残る半鬼が日々を過ごす中、記憶にない幼馴染が転校してきて更に悪い鬼が街に侵入してきて・・・から始まる物語。・・・鋼ちゃんの散りざまが可哀想で泣けてしまう。彼女の中にあった刀を玄はうまく使いこなせるのだろうか。この後は美白ちゃんがヒロインへとなるのだろうか。可愛いし頑張ってもらいたい、頑張れ嫁！！ 鬼を切る者を目指す事を決意し動き出す物語、次巻は一体どうなるのだろうか。

2014/08/25