一迅社文庫 引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている 3

著者名：棺悠介【著】/のん【イラスト】

一迅社（2014/08発売）

• ISBN：9784758046060

内容説明

重度の引きこもりだったため、高校生らしい夏を過ごしたことがない紫羽のために、春哉は『引きこもり対策部』としての合宿の開催を提案！合宿当日、行動するペアを逐一くじで決めることに。紫羽と一緒に過ごしたい春哉なのに、ことごとく違うペアになり、徐々に二人はすれ違って――!?大人気引きこもり学園ラブコメ、ついにクライマックス!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

ラブコメ定番の水着回にして最終回。巻を重ねるごとに１巻の時のような個性が無くなり最終巻はテンプレラブコメ位にまで落ちちゃいましたね。急にオカルト要素が入ったりした割には普通に合宿したりと何がしたいのかよく分からんかった。前回から引っ張った魔女の話も雑だったし詰め込み過ぎですね。牛タン君は面白かったけどそれ以外は微妙でした。紫羽と春哉の歪んでいるけど笑える関係性も一気に普通のラブコメ仕様に落ち着るし残念。もっとぶっ飛んでて欲しかったです。次回作は買うかわからん。

2014/08/28

[半熟タマゴ]

新キャラ投入、塔崎先輩の話、引き対＋αの合宿と最終巻で一気に詰め込みすぎた感が・・・。１巻から好きなシリーズだったからこんなに急に終わってしまって残念。表紙が紫羽と田中さんなのに、田中さんよりも浅川さんの方がヒロインしてたし。田中さん推しだからなんだかもやっとする。田中姉妹のやり取りは微笑ましかったけれど。

2014/09/16

[KUWAGATA]

またお気に入りの作品が唐突に終わってしまった。いやほんと唐突感が半端ない。2巻までもそれなりのユーザー数がついてるし、内容的にも一迅社レベルを軽く凌駕していた。一体何があったのか…。この作者さんは、真面目なテーマをページを割いて書いていくスタイルのように思えるだけに、3巻の駆け足展開は、地に足がついていないというか、今ひとつらしさが感じられない残念な出来になったと思います。ただし光る表現は健在、伸び代はまだまだあるでしょう。次回作に期待します。イラストもよかった。特に口絵の浅川さん、ごちそうさまです笑

2014/09/02

[T.Y.]

夏のイベントは学園ふわ不思議探索、そして海。皆と関わるようになり変わっていく紫羽だが、そんな中で春哉と彼女の関係にも微妙な変化が…。喧嘩というほどでもない、だからこそ難しい距離感を描く手腕は想像以上に見事。他方でオカルト研究会の双見妖子に前巻で登場した真紅の魔女と「依頼人」が立て続けで詰め込みすぎの感、本筋と繋がりを欠く面も。怪談の真相解明後本物の…とか、いつもと違い紫羽が解決の主役になる等は良かったが…。牛タンくん編は戯画的なキャラばかりのギャグ話で落差が強烈。でも面白かった。終わりなのが残念。

2014/08/26

[サエズリ割津]

引きこもり解消ラブコメ最終巻。駆け足感が否めないが、強引にまとめきったという感じ。随所に見れる言い回しのセンスや掛け合いの面白さは申し分ないだけに唐突ともとれる完結は残念。今回は合宿で水着回と春哉周辺のラブコメ事情にけじめをつける話。でも個人的には牛タン君の着ぐるみの話が一番面白かった。水着回ということでヒロインズの水着イラストが眼福。特に田中姉妹。のん先生のイラストもよかったし、本当に駆け足の完結は勿体ないなと思わせてくれるくらい面白かった。別作品も読みます。

2016/05/22