内容説明
朝ドラの復権。歌舞伎座改築と度重なる梨園の騒動。SNSが焚きつける同窓会不倫。そんな日本人の生活を一変させた東日本大震災……。辛い日々を経て、三陸鉄道の運転再開が灯した復興への希望。板についてきた中年生活、過去を振り返ることが癖になりつつ、良い未来を祈りながら綴られた「週刊現代」人気連載第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
49
年齢的なことからでしょうか、共感できること多しです。振り返ると昔は良かったなと思うことが結構あるんですよね。2020/09/07
caizi
7
抱腹絶倒。今回もきっちり楽しませていただきました。そして、今回は東日本大震災をまたいでのエッセイということで、震災後の言葉の重みを感じることもできました。『ウチ』は今をときめく炎上コメンテーター古市さんが好きなのですが、酒井さんは女性版古市さんのようですっかり虜です。あっ、酒井さんが大先輩やから古市さんが男性版酒井さんやな。2019/01/30
cithara
7
夏らしいさわやかな装丁がすっかり気に入ってしまった。図書館に行けば酒井さんの本は何冊もあることは分っているのに、毎回文庫新刊を買ってしまう。その理由は章の終わりの<追記>で酒井さんの今現在の考えを知ることができるから。本書では東日本大震災後の彼女の心境がつづられており興味深かった。「羽田で感じる、成田への郷愁」が印象に残った。個人的には成田空港は好きではない。暗いし死角が沢山あるし霊が出そう。とても国際空港とは思えないから。新しくなった羽田には一度行ってみたい。今後の彼女の著作に注目していこうと思う。 2014/08/13
mami
5
決して感情的になりすぎずにどんな話題もサラリと書いてある。話題との距離感が抜群。素晴らしいエッセイストだなと思う。ツイッターの語尾に「よね。」「だわ。」と締めくくるのは中年以降の女性。若い子は女言葉を全く使わない。という文章にビックリ。そうか何も言わずとも中年だってバレてるのね、私(笑)2014/10/14
xtc1961ymo
4
週刊現代に連載中のエッセイの文庫化。酒井さん写真からするとまだお若いかしらと思ってたら、私より五つ下って事は結構なお年なんですねー。おなじシングル族として、共感する事多いです。連載の後半に、東日本大地震が起こり、私は仙台で、まさに、修羅場を経験(コンビニも自販機も売る物無し)しました。あまり、自分から突っ込まないで、どんな突っ込みにも、そうですかとやんわり返す落ち着き過ぎる芸風、さり気ない大人ですねー。私もそんなふうになりたいです。2014/08/16
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