内容説明
写真を一種の演劇的手法としてとらえ、多くのパフォーマンスや演劇、展示作品を発表してきた写真家/舞台作家、三野新。福岡出身・東京在住のかれが、分厚い「沖縄写真」の歴史と、自らの内なる抵抗感にともに曝されながら、リサーチや議論、実験的な展覧会の開催などを経てたどりついた、写真・ドローイング・戯曲などからなる特異な第一写真集。付録小冊子には小田原のどか・佐々木敦が寄稿。
著者等紹介
三野新[ミノアラタ]
1987年福岡県生まれ。ニカサン主宰。写真家・舞台作家。2010年より「写真と身体の関係性を追求するカンパニー」であるヒッピー部を主宰し、以降全作品の写真・構成・演出を手がける。2013年『Z/G』にて初個展以降、三野個人名義での写真展示・パフォーマンス作品の発表を行う。「現代の恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに作家活動を行っており、見えないものを見る手法として、物語・写真行為・演劇を横断的に試行/思考しながら制作している。2017年より舞台芸術を主に制作するコレクティブであるニカサンを主宰。2017年東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。博士(芸術)。2021年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)ニューヨークフェローシップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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