内容説明
“名もなきヒーロー”たちの夢が動き出す!
この道25年のベテランスーツアクター・本城渉は、ブルース・リーに憧れる熱血漢。“顔出し”で映画に出演する夢を持ちながらも、新人の人気俳優・一ノ瀬リョウにその座を奪われるなど、度重なる辛酸を舐めてきた。
そんな本城に、ハリウッド映画のアクション大作からオファーがかかる。一世一代のチャンスだが、それは命をも落としかねない危険なスタントだった。
周囲の反対を振り切り、自分の夢のため、そして誰かのヒーローになるために、本城は撮影スタジオへと向かうが――!?
観客に顔を知られることなく、肉体を酷使して闘うスーツアクター。アクション映画や特撮ものには欠かせない“影の主役”である彼らに日本映画史上初めてスポットを当てた映画『イン・ザ・ヒーロー』を完全ノベライズ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハマグリ
3
面白かったです。 予定調和?でもそういうのはいいですよね。 息抜きになりました^_^2022/10/14
ちい
3
現代っ子を表したようなキャラと熱意を体現したようなキャラ。対局な二人が師弟関係みたいになったのが嬉しかったです。改心するのがあっさりすぎるなと思うけど、弟や妹を守ろうとして必死になってた部分を読むと、リョウは根はいい子なんだろうと納得できます。映画が成功したのに本城さんは影の主役としてこれからもやっていくのかな?とか森田さんがどうなったのかとか、読了後も気になる点が少々ありますが、おもしろかったです。2015/01/16
じゅんじゅん
2
平成版「蒲田行進曲」、いい話で小さくまとまりすぎです。熱血ヒーローアクションなのはわかりますが、もっと破天荒がよかった。2014/12/20
ドリさん
1
ノベライズ?と言うものを始めて読みました。映画は見ていないのですが、良かったです。葉隠、武士道読んでみたいです。2014/12/05
あこぶ~
0
読んだ、のではなく映画版をTVで観て面白かったので検索したら案の定ノベライズがありました(とゆぅパターンが多いな(^^;) けど市内図書館には未所蔵でそのうち入荷されるかもだけど忘れるでしょう(^^; 蒲田行進曲を連想してしまう内容だけど、松坂慶子ほど和久井映見の出番は多くなく黒谷友香のほうがインパクトあったなー そしてなにより寺島進が良かったです(笑)2015/10/01