小学館文庫<br> マザー

個数:1
紙書籍版価格
¥539
  • 電子書籍
  • Reader

小学館文庫
マザー

  • ISBN:9784094060775

ファイル: /

内容説明

漫画家・楳図かずお初監督作品のノベライズ。

 漫画家・楳図かずおのもとに、出版社から彼の生い立ちを本にしたいという企画が持ち込まれる。上司の編集長に連れられてやってきた担当編集者の若草さくらは、かねてから楳図かずおの大ファンで、この企画は彼女自身が熱望するものでもあった。さくらは取材で楳図から話を聞くうちに、楳図かずおの創作の原点にはすでに亡くなっている彼の母・イチエの存在が大きく影を落としていることに気づく。彼の生まれ故郷を訪ね、さらに詳しく楳図の生い立ちを調べるさくらだったが、彼女のまわりで次々と怪異現象が起こる。そして、楳図の母・イチエの葬式の参列者の写真の中に、イチエ自身の姿が写っていることを発見する。楳図の母にまつわる恐ろしい事実、そして死んだはずの彼女の怨念が底知れない恐怖を巻き起こすのだった……。
 恐怖漫画の巨匠・楳図かずお氏が77歳にして初めて監督した話題の映画を完全ノベライズ。主人公は「楳図かずお」自身。彼と彼の母をめぐる物語が、すさまじい戦慄と恐怖を巻き起こしながら、胸に迫るせつない結末へと導いてく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yu。

28
異色のホラー漫画家 楳図かずお先生の来歴を本にするにあたって亡き母親の存在は非常に大きいという… そんな彼女のルーツを辿っていく事から始まる怪奇幻想譚。一般的に楳図作品って恐怖感を煽りに煽るその繊細なタッチのお陰でおどろおどろしさばかりが目に付いてしまうが実はその恐怖の根底にある悲劇をしっかり押さえての、なんだよね‥ 活字だとそれがよく分かる。。。…にしてもモノローグの「トンボ」の思い出話はホント嫌!!当分頭から離れないな。2016/07/08

ツキノ

4
これから公開される映画のノベライズ。タイトルといい、楳図かずお原案といいい、読んでみよう、と読んだら途中ではやめられない。映画はやはりこれは観に行かねば、かしら…?(迷い中)2014/08/29

はちくま

1
片岡愛之助さんが主演のようなので手に取って見た。原作は読んでいないのだけど、ほんとにこういう話なの?いいのか、これ…とちょっと思いました。映画も観に行く予定。2014/09/15

ニジ

1
楳図かずおの恐怖漫画は母の代から。おろち、漂流教室、カラスとか蛇が出てくるやつとか、洗礼とか。面白かったなぁ。この本は、映画のノベライズ。やはり、映像があってのものかな。文字では無理があった。楳図さんが、愛之助?さんかぁ。2014/08/27

ピリカ

0
すらすらと読めて怖さも終わりまで持続しててよかった。2016/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8167904
  • ご注意事項

最近チェックした商品