榊原英資の成熟戦略

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

榊原英資の成熟戦略

  • 著者名:榊原英資【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 東洋経済新報社(2014/08発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492396056

ファイル: /

内容説明

日本は「成熟国家」のトップランナーであり、世界に誇れる「環境」「安全」「健康」の“資源”を生かす成熟戦略を考えるべきと説く。

【主な内容】
序 章  会社は変わらなくても、働く人は変わる
第一章  デフレがなぜ恒常的になったのか
第二章  アベノミクスと日本経済の成熟
第三章  下がり続ける日本の賃金
第四章  格差の拡大は避けられるのか
第五章  伝統的経済学の限界
第六章  成長のない経済
第七章  資本主義はこのまま続くのか
第八章  江戸時代を考える
第九章  「成熟戦略」の時代

目次

序章 会社は変わらなくても、働く人は変わる
第1章 デフレがなぜ恒常的になったのか
第2章 アベノミクスと日本経済の成熟
第3章 下がり続ける日本の賃金
第4章 格差の拡大は避けられるのか
第5章 伝統的経済学の限界
第6章 成長のない経済
第7章 資本主義はこのまま続くのか
第8章 江戸時代を考える
第9章 「成熟戦略」の時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二階堂聖

2
人口も減少するし、今後はアメリカ以外の先進国は成長のない経済に移行していく、今の時点で成長が止まったとしても、すでに日本は豊かな国なんだから、成熟した国として未来を考えてみよう、ということ。 二十年も前に成長期が終わっている父親が、高校生と比較して「オレの背はなんで伸びないんだ」と焦っている様は滑稽だ、という例えがわかりやすい。 『日本政府にとって現在最も重要なのは、デフレ脱却や成長促進ではなく、所得の再分配をどうするかなのではないでしょうか。(P255)』2014/09/21

レーモン

1
成熟戦略というメンタリティで生き残っていけるのかという疑問が拭えない。会社は成長サイクルをクルクルと回すから生きていけるのであって、成熟戦略なんてのを取り入れれば取り残されると思います。つまり、成長というのを別の尺度で考える必要があるのでということです。それは、物ではなく質ということです。製造業ではなく、サービス力を高めるということです。そういうわけで、自分は資本主義に犯されているのかもしれませんが、ワクワク感はこの本からは得られませんでした。実際、グローバルでの日本の影響力は減少傾向にあるのですから。2014/10/13

yukioninaite

1
掲載のグラフを見るだけでも新しい発見がありました。所得格差の拡大で貧困世帯が増え、結婚を阻害し、人口減少、消費の減退、経済の衰退となるのでしょう。ジニ計数の上昇は世界的に起こっていることとか・・・それでは、世界が不安定となり戦争が起こりますね。2014/09/19

風見じじい

0
日本がデフレになった原因はグローバル化が原因で、日本だけで解決できるようなものではないと言っています。賃金の安い新興国で生産したものが、どんどん入ってくる状況では、同じ物の生産に従事していた人はリストラに合い、価格は新興国の価格に引っ張られやすくなるのは当然で、先進国と新興国の価格も賃金も収斂する方向に向かうと言っています。 表、グラフが多く解りやすい内容でした。榊原さんの本として、良くできた本だと思いました。2014/08/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8204563
  • ご注意事項