内容説明
伝説の武器商人モーリスの最後の商品、小型核兵器が行方不明に。都心に隠されたという核爆弾を探すために駆り出された冴木探偵事務所の隆と涼介は、東京に裁きの火を下そうとするテロリストと対決する!
※本作品は二〇〇六年に講談社文庫として刊行された『帰ってきたアルバイト探偵』を改題したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
18
いいねぇ2022/10/31
タナー
13
このシリーズの作品は、実はあまり読んだ記憶がないんだなぁ…。確かに随分前に何冊か読んでるはずなのだが…。それはともかく、高校生がそんな、ありえねぇだろ!?とか思いながらも、物語のテンポの良さに惹かれてついつい読んでしまう。隆と涼介は勿論、他の登場人物の軽妙なタッチの会話も、物語の魅力のひとつかもしれない。読む前に想像していたよりは何倍も楽しめた。このシリーズ、この後も続くのかなぁ?もうちょいオトナになった隆も、見てみたい気がする。2018/08/27
くり
8
結束したり裏切られたり、誰も信用できないです。ほとんど容疑者。島津だけが異質の存在。どんな時でも相変わらずのらりくらりする親子だが、やる時はやります。でもやっぱり康子や麻里が出てきて事件に巻き込まれる方がおもしろいな。2015/09/26
アルクシ・ガイ
7
初大沢在昌。文章の「感じ」がとてもいい!! 美しい文章、うまい文章。情報量の多さに感心する文章に、何度も読み返したくなる文章。いろんな文体がありますが、この一冊のように、感じが良くて、好感が持てる文章って、なかなか見つからないものです。作家自身の「感じ」の良さまで伝わってきます(会ったことないから知らないけど)。ということで、アルバイト探偵シリーズをどっさり借りてきました。しばし、「感じの良い父子」を読みふけります。2016/07/23
こやま
7
今回も壮大な物語でした。最終兵器つまり核。それを追う沢山の組織。あっちで手を組んだり、裏切ったり。楽しく読めました。2014/09/10