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内容説明
「餃子屋シリーズ」第5弾。前作の主人公、菅平ヒカリは念願の有名コンサルティング会社に就職。しかし、研修先として配属されたのは、「ブラック」と噂される危ないコンサル会社だった。しかも、研修期間中の仕事で成果を出せなければ、元には戻れない…。果たして、ヒカリは難問を解決できるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
33
著者は公認会計士で税理士の林總氏。「餃子屋シリーズ」第5弾。主人公の菅平ヒカリは有名コンサルティング会社に就職したものの研修先として配属されたのはブラックと噂されるコンサル会社。研修期間中の奮闘ぶりを描いた会計小説。各章の終わりにポイント解説があるのがうれしいです。 わたし自身経理の仕事に従事していて関連会社の会計監査をした経験があり、会計処理のミスがないか、滞留在庫がないかなどチェックしていましたが、「不正」を見つける勉強になると思いました。シリーズ前作を読まずとも難なく楽しんで読める内容です。2021/04/11
vinlandmbit
21
シリーズ第5段読了。シリーズ初巻から再読しての本巻だったので、諸々の観点が頭に残った上で、管理会計をめぐるストーリーを楽しめました。本業でも技術者ながら管理会計が必要にな立場になってきているので、実践への足がかりとします。2015/05/28
yamaaki
16
餃子屋と高級フレンチシリーズ第5弾。著者の本を読むのは7作目。今回は不正会計の発見。幾つかの企業が出てきて、前作に続きヒカルが次々と解決していく。管理会計の読み物として具体的かつ爽快。2016/06/04
手押し戦車
13
企業の会計を利用して、経費を水増しして横領をしたり在庫を動かして費用を少なくして利益を大きくして翌期に先取りした利益をまた費用を先延ばしの繰り返し帳尻を合わせるのに粉飾会計がエスカレートして行く。連結会計で子会社に赤字を押し付け連結外しをして飛ばしを繰り返し監査法人も企業から多額の現金を貰っている弱みを突いて粉飾決算を複雑化して行く。有利子負債を少なく粉飾すると市場や投資家、監査役も気が付きにくい。社員にキツイノルマを与え利益主義になったり信頼関係の築けない会社は粉飾や横領が多発する。2014/11/25
パキ
10
サクサク読めたので、読みやすいんだと思う。ただ、ある程度会計知識がないとすぐに頭に入ってこないのでは、と感じた。最後の話については、ちょっと疑問に思うところがあったのだが、質問する相手がいない…これがセミナーと書籍の違いだな、と気づいた。2018/08/15