内容説明
かつて四重奏(カルテット)だった彼ら。やがてひとりが逝き、残った三人は彼の遺品の中から、一枚の見知らぬ楽譜を発見する。それぞれの思い出の中から楽譜に込められた言葉を推理しようとする彼らだったが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
29
いい話でしたよ。思い出話をできる仲間、思い出話をしてもらえる仲間に出会えた彼らが眩しく見えます。ただね、登場人物の多くが煙草吸い過ぎだと思う。煙草の好き嫌いで言うわけではなく、物語の小道具として、間をとったりするのに欠かせないアイテムだとは思うけど、さすがに濫用し過ぎのように思えます。2014/10/07
瀧ながれ
22
四重奏で活動していたバンドの一人が亡くなった。遺された三人は、遺品の楽譜のなかに特別な一曲を見つける。…回想シーンの中で回想するような構成は、小説として美しくない、と思っていたが、この作品は、これ以外の描き方はないかな。四人のバンドマンと関係者たちの、普通で感動的な人生の物語でした。ラストの曲に気がついたら、ドッと泣けた。2014/07/23
にに
17
カルテットだった彼らの話。なんて言うんだろう。高揚感?言葉じゃ言えない感動。耳に入り込む彼らの音。ただ、読んで欲しい。2016/01/15
sakadonohito
16
登場人物は50代のバンド仲間。仲間の1人の葬儀の後譲り受けた楽譜と一緒に思い出話に花を咲かせる。最後は残ったメンバーでセッション。先に亡くなった彼が残した新曲に込められた意味は?ミステリーではないです。2022/12/30
よっしー
13
読了後に登録しようとしてビックリ、まさか過去に読んでいたとは(笑 歳を重ねたメンバーの一人の死から始まる新たな物語。出会いがあり、それぞれを道を歩みながらもまたどこかで重なりあう。誰かが欠けても、その思いを受け継ぐものたちで続く道を歩み続けていく。心暖まる素敵なお話でした。青春時代からの友と、大人になっても繋がっているというのは中々に難しいこと。それが出来る彼らに少し羨ましくもなりました。2022/01/19
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