ハヤカワ・ミステリ<br> 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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ハヤカワ・ミステリ
特捜部Q―知りすぎたマルコ

  • 著者名:ユッシエーズラオールスン【著】/吉田薫【訳】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 特価 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 早川書房(2014/09発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784150018856

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内容説明

「特捜部Q」――未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の一部署である。「Q」が今回挑むのは、外務官僚の失踪事件だ。真面目で心優しいこの官僚は、出張先のアフリカからなぜか予定を早めて帰国後、ぷっつりと消息を絶った。背後には大掛かりな公金横領が絡むようなのだが……。事件のカギを握るのは、叔父が率いる犯罪組織から逃げ出したばかりの十五歳の少年マルコ。この賢い少年と「Q」の責任者カール・マーク警部補がすれ違い続ける間に、組織の残忍な手がマルコに迫る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

167
唯一といってよいほど楽しみにしているシリーズもの。ストーリーがテンポよいので、重厚でありながらだれることがない。特捜部Qの面々が奇人変人といってよいほどキャラが濃い。部下たちが主人公カールを上司とも思えぬほどふざけた態度で接するのだが、そのやりとりが面白く吹いてしまう。アラブ人部下アサドは最高だ。また主人公の家になぜか居座るゲイカップルや、寝たきりの元同僚など登場人物が魅力的。今回は犯罪から足を洗おうと必死のマルコ少年に心を奪われてしまい、いつものメンバーの影が薄かったかなあ。次回作も楽しみだ。2014/08/14

紅はこべ

114
北欧ミステリの中でも特に好きなシリーズ。犯罪ファミリーで犯罪者として育てられながら、向学心自立心良心を失わない少年マルコのキャラが出色。日本人なら誰でも知っているもう一人のマルコ君と健気さでは勝るとも劣らない。今回の事件の動機はシンプルに金のみ。最近のミステリでは珍しいかも。2015/06/18

sin

99
語る必要のない結末かもしれない?さて今回もカール警部補の人間臭さに心を打たれました。そして謎めいてはおりますが変わらぬアサドのパートーナーシップ、ローセの人間味にも…それにしても女性に対して純情なカールですがやることはやっているじゃないか!それともさまざまな重圧からくる弱さをさらけ出しているだけなのかはわかりませんが…そして果たして被害者の家族や、マルコに対する扱いは正しかったのか、まるで大岡裁きのような人情味を見せた特捜部Qの自由裁量には疑問が残ります。2016/04/18

ケイ

96
カールとアサドの相変わらずの掛け合いに、ローサが少し人間味を増すことで、特捜部Qの結束が強くなったようだ。ハーディーの状況も少し好転し、アサドの秘密がまたほんの少し明らかになる。今回の事件が解決しても、特捜部Q絡みの謎はまだまだ解明していない。ということは、まだまだシリーズは続くということだろう。楽しみだ。マルコ少年には、また登場して欲しい。2014/09/17

ガクガク

92
シリーズ5作目。意外に読み進むのが遅かったのは前作までと比較して面白さに欠けたせいか?今回は、マーク、アサド、ローセのQトリオが見せるドタバタ捜査の快進撃ぶりも、外国人窃盗団を脱出したマルコ少年のどこまでも逃げ切る聡明さと大活躍の前には影が薄い。何度も訪れる危機一髪シーンの度に「何とか逃げ延びろ!」と思わず声援を送ってしまう。ODA絡みの詐欺横領、窃盗団クランやボーイという悪者たちの設定もこれまでの悪党に比べるとイマイチ迫力に欠けた。ただ、ひ弱な公務員と思われたレニが最終盤まで生き延びたのは予想外だった。2014/09/07

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