内容説明
タキオンの指揮により数々の死線を潜り抜けた2D小隊は、次第に正規軍の中でも名声を得ていく。友情と忠誠心、二つの強い絆に結ばれたシドウを筆頭に、クラスの練度はさらに高まるのだった。 部隊を守るため、着々と布石を打つタキオン。軍部の政治情勢を見抜き、後ろ盾となる有力者に巧みに接近する。だが、その企みが災いしたのか、親地球派の急先鋒チャーチ大佐の画策により窮地に追い込まれてしまう。部隊存亡の危機に出された条件は、軍属学校部隊による撃破記録はないという最難ミッションだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドル箱
8
感想。謀略と恋バトル(1部伏線)の始まり話。起承転結は初刊に比べ、やや少まんじりとしているが、プロットはよく出来ており、なかなかラノベの中ではLvの高い作品です。もしハヤカワJA辺りで書いていたら、芸風も変わり、もっとシリアス調になるのかなと思わせる。「小説の基礎」もキチンと出来ており、それだけに電撃文庫クラスで書くのは勿体ない。決して派手さは無いのですが、骨子はしっかりと作られている。MW大賞作家らしい文体構成にちょっと、J・キャンベルの「彷徨える艦隊」を思い浮かべる。後はダダ漏れ好きと眼鏡フェチかな?2014/07/24
博麗饅頭
6
今回も面白かった。1巻では名前が出なかったクラスメイトもたくさん出て、正規軍の方の新キャラもたくさん。相変わらずタキオンに対する軍の風当たりが厳しいけれど、それに真っ向から立ち向かう辺りが熱い。バグスとの集団戦も勢いがあって良い。 恋愛模様も出てきて更に面白くなりそう。2014/07/17
えるまぁ
3
ラノベだからハーレム、というステレオタイプに落ち着きそう。硬派路線に走るのかと思ったが残念。イラストもやっぱり残念。2014/07/31
disktnk
3
生き残りをかけて戦う場面が戦闘から政治に移り、そこでも才能を発揮するタキオンだけど、食わせ者がさらに数人出てきて、ちょっと影が薄かった印象。その分、メリーの個人的な戦いがよく映えてて良かった。前巻でも書いたしこれからも書くけど、ミニスカは違和感ありまくりだし世界観壊しているだけだと思う。2014/07/12
HANA
1
火星で別の生命体と戦う話。以前からクラスメイトとしていたけれど今回、もう一人メインキャラとして昇格。そしてタキオンがリアルに策略によって殺されかけられつつも、成長。にしてもタキオンモテ過ぎ。2014/08/01