内容説明
心を自由にすれば、人生はもっと楽になる――日本仏教界の重鎮である以前に一人の禅僧でもある著者が、「運命は変えられる」「真の幸せとは何か」といった“人生を楽に歩むための禅的思考法”をわかりやすく諭す本。
目次
第1章 動くことから始める(案ずる前に、まず動いてみる 人の器は何で決まる? ほか)
第2章 迷いから目を覚ます(努力など、捨ててしまえ 完全であることこそ欠点 ほか)
第3章 壁を打ち破る(覚悟という言葉が使えるとき 「非常識な力」を磨く ほか)
第4章 運命を変える(地に足を着ける いらない知識は捨てる ほか)
第5章 心の自由を得る(不安は幻にすぎない 自分の命は自然の恵み ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珠李
7
人に言われてモヤモヤしてた事が、この本を読んで解決した。2020/11/20
mie
4
再読です。不安になったりしたら戻って読みたい本です。青い鳥ではありませんが、歳を重ねてきたら漸く人生を味わう楽しさがわかりかけて来ました。ものごとを味わう、人生のさまざまな色どりを深く味わうと、いう感覚で生きていくとこの本に有るようにこの1年過ごしていきたいと。私にとっては感謝の本です。2017/01/09
百栗豆茶
1
禅的思考の入門書。禅は逆説を多用する。「自然体は、そうあろうと意識すると、その瞬間、自然体ではなくなる。平常心でいようとすると、その瞬間、平常心は失われる」「万物は流転する。全ては一時もじっとしていない無常にある。同時に心も万境に随って転じ変わっていかなければいけない」「理想の完成というものはない。どこまで行っても、未完の終わり、いつだって理想の途中、それでいい。完全という終着点は、この世界のどこにもない」。禅の本は、頭をクリーニングして、思考をクリアにしてくれます。良書だと思います。2021/09/09
rubbersoul
0
「では、転ずる力をもってして現実に新しい場面、新しい状況を出現させるにはどうすればよいのか?それには、動けばいいんですね。ただ動く。さっと動くことで、そこからどんな形にせよ、新しい流れがつくられるわけです。出口が見えず立ち往生しているときというのは、考え込んでしまって流れが停滞しているんですね。だから、うんうん唸って考えたり、悩んでいたりするときは、考えることをいったん止めて具体的に行動をすることです」2023/02/20