内容説明
「嫌いな作文が好きになった」と子どもたちにも大好評。〈魔法の授業〉と呼ばれた90分を完全収録。何をどう書くか、書けば出会えるもう一人の自分、生きる力――人生に悩む大人も必読。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
141
こんな授業を受けてみたい。ペンを取りたくなる新感覚の本。…人間は不自然ではなく自然です。童心から表現された言葉は、そのまま作文や詩になるんです。知識や常識が増えるにつれ、感受力は閉じ込められ、何を書いていいのかわからない。…まずは辛いことから書いてみよう。何でも書いてみるといい。書けばもう一人の自分が出てきて励ましてくれる。…ほら、みんなの文章から優しさが見えてくる。書くことで思いが整理され、やすらぎや落ち着き、やさしい気持ちになれたりする。それがきっかけで辛いことからも抜け出せたりする。不思議でしょう。2021/11/17
レモングラス
62
著者の「60歳からの文章入門」を読み、こちらも再読。ジャーナリストの近藤勝重さんが小学5年生に語った文章の心得。魔法の授業と呼ばれた90分完全収録。後日近藤先生に届いた手紙には「文章を書くのが苦手で本当は書きたくなかったんですが書いてみたらとても楽しかったです。いままでいやなことはずっとためていましたが、これからは文章を書いていきたいと、ぼく自身思いました」と。授業の感想にも「私は思った事をだれにも言えなくてすごくいやだったけれど、文を書くことによって、もう一人の自分が話を聞いてくれるような気がしました→2023/04/02
ぱんにゃー
45
【日曜版】『ほめてもらえそうなことを、ついいい子になって書いてしまう子もいるようです。ですが、子供が本心を隠して文章を書いて、文章が好きになることも、また自分自身を好きになることもありません。心に正直に書けないのなら、書かないほうがましです』 痛ッ(゚O゚) ~ 大丈夫。『書く子は育つ』。 毎日書かせて頂きありがとうございます(._.)2014/09/07
mukimi
34
文章を書くことは好きだけど、難しいこと考え中、という感じの堅苦しくてプライドが滲み出るような文章を書いてしまう。だから小学生の作文はシンプルに心に届いてなんだか羨ましくなった。文章とは自分と人、物、自然との関係を書くことで、今-過去-未来と書くと伝わりやすい。文章を書いているともう1人の自分がでてきて励ましてくれたり素直に反省できたり。私も素直に書けそうな気がした。アラサー女子のつらいことって笑えなかったりもするけど等身大の自分を素直に書きとめたい。自分を黙って受け入れる文章っていいヤツなのだ。2016/06/12
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
20
【1回目】読書会でご紹介いただいたものを、図書館で借りて読んだ。これは買い。繰り返してでもよむべき。書くことは、自分の心の動きを受け止め、掘り下げて「生きる力」を育むという。その通りだと思う。この本は、小学5年生に対して行われた授業の模様を、ほぼ丸ごと収めているものなので、極めて平易ながら、「なぜ」文を書く必要があるのかを問うている。書くことが、特権的な行為ではなくて、より広く受け入れられるようであれば、この社会は変わっていける。2019/08/19
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