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内容説明
ここ最近「ビッグデータ」という言葉がメディアに登場しない日はありません。
それはビッグデータが、ビジネスはもちろん、日常生活や社会までも変えてしまうポテンシャルを持っているからです。今後10年で、ビッグデータを活用できない企業は“淘汰”されていくことになります。ですが、まだ多くの方が具体的にビッグデータがどういうものなのか、ぼんやりしているのではないでしょうか。それも当然です。「ビッグデータとは、こういうものだ」という明確な定義が、専門家の間ですらまだ確立されていないため、ビッグデータの正確なカタチは、まだもやもやしているのが正直なところです。10年後、ビッグデータを理解していない人は、価値のある仕事はできなくなっているでしょう。本書をお読みいただいて、この“もやもや”をできるだけはっきりとさせ、頭の中でビッグデータのカタチをはっきりとさせることができれば、ビッグデータ活用の道が見えてきます。
目次
第1章 なぜ、今ビッグデータなのか?
第2章 ビッグデータの快進撃が止まらない理由
第3章 ビッグデータと統計データの違いとは
第4章 ビッグデータが変えるビジネスの世界
第5章 ビッグデータで変わるビジネスの“現場”
第6章 ビッグデータの“影”を乗り越えろ!
第7章 ビッグデータが変える未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Comit
36
企業図書〜ビッグデータの紹介&解説本。8年前の刊行ですが、紹介されている未来予測が結構当たっています。ビッグデータをどのように収集、蓄積して、活用していくか。理由はわからないが結果は○○である…ビッグデータから見える意外な相関関係、これが新たなニーズと精密な個別マーケティングに繋がるという解説は興味深い。後半の企業、自治体等でのビッグデータ活用例、ビッグデータの功罪と警鐘は現代社会で問題視されているものズバリでビックリです🫢2022/06/22
葉
2
ビッグデータは気象学で扱うデータやネットに蓄積されているデータの大きさが何エクサバイトであり、従来のコンピュータの能力では処理できなかった巨大で複雑なデータを扱うこととしている。人間の経験を手助けしてくれるらしい。ICTがビッグデータを生み出し、ウェアラブルがビッグデータを加速させるとしている。また、グーグルはアルゴリズムを日々改良していることや統計学とビッグデータとの比較で、2つを巧く使いこなすことが重要としている。世界がデータ至上主義になる問題についても考えている。2016/01/21
Sanchai
2
入門書を読んだ上でこの本を読んでみた。これもわかりやすい本。自分のスマホが、万歩計のように歩数を刻めるのがなぜなのか、欧州がなぜグーグルを目の敵にするのか、初めて理解できたような気がする。年末年始の帰省でも、スマホがカーナビ替わりになる状況を改めて実感し、インフラのコスト負担が発生するカーナビと比べてそれがないグーグルマップはすごいかもと思った。こういうところにビッグデータは既に活用されているということなのかしらん。2014/12/29
わい
1
ビッグデータの特性を、現代ではまだなじみ深い統計学とうまく比較して序盤が進み、とても読みやすかった。また、最新技術を取り入れる上で抱えるリスクや哲学的な問題など、解説の域が幅広く、いろいろ考えさせられる内容も多くあった。2017/12/15