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内容説明
長きにわたって読み継がれる
「経営者の二大経典」が一挙にわかる画期的書!
孔子の『論語』とドラッカーの『マネジメント』。 両者が生きた時代はまったく異なるが、『論語』と『マネジメント』で語られる「組織」、そして人間の生き方という部分では、本質的な共鳴を見せている。
難解な『マネジメント』を読み解くため、『論語』をサブテキストとして用いる。一見すると奇をてらったような手法に見えるが、実はドラッカーを理解する「近道」だと私は考えている。
東西の2人の知の巨人が後世に生きる我々になにを伝えたかったのか。読者の皆様がそれを理解していく上で、本書がその一助になれば幸いである。(序章より)
【主な内容】
はじめに ドラッカーと孔子の対話
序章 もしドラッカーが『もしドラ』を読んだら
第1部 ドラッカー思想の本質
1章 マネジメント<徳治>
2章 マーケティング<知己>
3章 イノベーション<学習>
第2部 ドラッカー思想の歴史的意義
4章 全体主義<組織の罠>
第3部 ドラッカー思想の現代的意義
5章 情報<コンピューターの衝撃>
6章 ポスト資本主義<組織解体の時代の組織>
終章 未来への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
29
イノベーションの成功例として知られる「旭山動物園」は、顧客の創造の本質を物語る端的な例だ。一時期、動物園という組織の目的を忘れて客を集めることにばかり焦点を当てた施策を行ったため、存続の危機に陥った。しかし、当時飼育係長だった小菅氏が動物たちの本当の姿を見せていくという、飼育員と動物たちにとっての理想・あるべき姿を考え抜き、ミッションを決定。このミッションからどうすれば動物の迫力を伝えられるかを問い、行動展示という手法を生み出した。彼らはまさに入場者減少の根本の原因と向き合い、フィードバック学習を行った。2019/06/11
こも 旧柏バカ一代
27
ドラッカーと孔子。それぞれ違う時代を生きていたが、激動の時代という括りで考えると共通する処が多々あった。 一回読んだ程度じゃ全然理解出来ないな。コレは何回も読む本だと思う。今回は、最後の章のこれからの経済の動きの予想は大変興味深く読ませてもらいました。今後はどう生き残って行くのか、、、難しい。2020/05/20
おたま
15
『もしドラ』を読了し、ドラッカーについて知りたいと思っていたところで、この『ドラッカーと論語』に出会いました。論語によってドラッカーを、ドラッカーによって論語を理解しようとする安冨さんの考え。奇をてらったように思えますが、本文を読んでいくと決してそうではなく、大変納得のいくものに思えます。ドラッカーの『マネジメント』についても、その中核となる「マーケティング」や「イノベーション」について、これまでの捉え方がいかに間違っていたかがよく分かります。上田訳の『エッセンシャル版』に対する鋭い批判も頷けます。2019/10/21
おおにし
14
安冨さんの「論語」と対比させた解説でドラッカーの「マネジメント」の本質が理解できたと思います。イノベーション、マーケテイング、顧客の創造など、ドラッカーが用いる単語について今までの自分の理解を修正することができました。まだ「マネジメント」は読んでいないので、エッセンシャル版ではなくオリジナル版(1000ページを超える大作)にそのうち挑戦します。2018/09/04
はまななゆみ
6
人が伝えようとしていることを聞き、自分を改める。ドラッカーと論語の共通した思想を鋭く示していて興味深かった。後半の展開は少し間延びしてましたが。。2014/08/13
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