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内容説明
2014年は第一次世界大戦の開戦100年目です。その影響は第二次世界大戦以上で日本にも深く及んでいました。大戦前後の日本社会を観察すると「複数政党制への過渡期」「好景気から長期停滞へ」「大衆社会のなかの格差拡大」という、まさに今日的な課題がみえてきます。この戦争が浮かびあがらせた課題は21世紀の現在も構造としては変わっていないのです。本書は、さまざまな側面から「現代日本」の始まりを考える一冊です。(講談社現代新書)
目次
1章 外交(サラエボの銃声 欧州大戦略史 ほか)
2章 軍事(日本海軍、地中海へ 白色人種対有色人種 ほか)
3章 政治(憲政会 政友会 ほか)
4章 経済(成金の登場 株成金 ほか)
5章 社会(農村の貧困 救済事業 ほか)
6章 文化(江戸っ子のフランス兵 アルザスの重要性 ほか)