内容説明
気は優しくて力持ち。15歳の大石進は、身長2メートル、体重120キロの大男。筑後柳川藩の剣術・槍術指南役の跡取りだが武芸試合で呆気なく敗北を喫し、勘当されてしまう。強くならなければ、武士ではいられない。もがく進の前に現れたのは、一人の少女……。剣豪・大石進が自分の型を極めるまでを描いた爽快・歴史エンタテインメント小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうたそ
19
★★☆☆☆ 「蔦屋」が面白かったので、既刊のこの作品も手にとってみた。読後の印象としては、時代小説にありがちな青春ストーリーだった。一人の少年が自らの剣術を極めるまでを描いているが、全体的に軽めのタッチで描かれているので読みやすい。その一方で、作りの浅さも感じられ、それほど印象に残るような作品ではなかった。終始割と賑やかであり、読んでいて楽しいが、内容がとっちらかっている感じも否めない。主として描きたかったのは、進の成長じゃないの?という疑問が残ってしまう。「蔦屋」はおすすめできるが、これはいまいちです。2015/02/01
真理そら
15
シリーズ物の1作目のような雰囲気。2018/12/14
*ニコル*
4
身長七尺、大男の進、15歳(!)。良い意味で融通のきかない単純な男。武士としての生き方、剣客としての成長に悩みながらもがいてく姿は応援したくなる感じ。しかし、助けた子供に泣かれちゃうところも笑えます。さくさく読めました。2014/07/20
M2
4
人物設定や話の筋は面白いのだけれど、時代小説なのかラノベなのかどっちつかずの中途半端な感じ。時代小説にするならもう少しそれらしい背景や描写を入れてほしかったし、現代風の会話はやめてほしかった。特に幹助の一人称「僕」がすごい違和感。進が伊織を呼び捨てにするのも不自然な気がした。進が半勘当されてる設定も活かしきれてないような。炊事洗濯の苦労ももう少し描いてほしかった。2014/06/19
とくま
3
×P145。 こどもっぽい。2018/02/22