内容説明
カルーがひとりの天使を愛し、“裏切られた”ため、家族と慕う異形のキメラたちが、異世界エレツで宿敵である天使の軍団の手で虐殺されることに! 罪をあがなおうと、カルーはモロッコの人里離れた城塞で蘇生の魔法に取り組む……。過酷な運命に抗うふたりの恋人たちを描いた傑作ファンタジイ・シリーズ第二弾/掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
4
真実を知ったカルーが新たにもった“希望”は残酷な現実でしょうか。しかしながら本当に残酷な真実を知ったカルーは後半で再び未来を夢見る“希望”を持てるのでしょうか。2014/06/15
blue.
2
カルーとアキヴァ。二人は引き裂かれてしまう。でもすぐにくっつく展開になるのかと思えば、全然違った。二人は深い溝が出来ていた。思ったよりも、ものすごく果てしない溝。それにこの小説は色んなキャラクターの視点で描かれている。そのキャラクターたちが徐々に交錯していくところがすごく面白かった。まだ上巻だが、テンポもよい。下巻へ。2014/06/25
たん
1
★★★★☆ 前作を読んでから、続き読むの忘れてた。前作よりかなりいい!感想は下巻へ。2015/07/25
バームクーヘン
1
三部作の真ん中。 戦争の痛みが伝わってくる。 情景と心情が浮かびあがる表現がされていて、物語の浮き沈みが少ない分訴え掛けられる。 戦いに意味なんてあるのかって2015/07/28
moonsong
1
出自が判明して異世界がメインになるのかと思ってたので意外な展開。行ったり来たりできる異世界ものって外国旅行感覚。もちろん、無制限なわけではないけれど、距離感的には明治時代の日本と外国くらいのかんじなのかな。ズザナ大活躍なのが楽しかった。それにつけても嗚呼ブリムストーン。2015/02/21