内容説明
深夜の歌舞伎町。顔面の皮がよじれ、原型をとどめない惨殺死体が三つ発見された。上海クラブを襲ったイラン人たちが、謎の大男に素手で叩き殺されたのだ。男は広東訛りの北京語を喋っていたという。新宿署刑事捜査課一係の松崎は手がかりを求め、事件後に男を治療した外科医・犬養を訪ねる。報復が繰り返され、闇組織の抗争が激化する中、帰宅途中の犬養は例の大男に待ち伏せされ……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
59
『歌舞伎町特別診療所』シリーズ第2作。前作は今一な感じでしたが、今作は中々面白かった。今野さんらしい娯楽作品で、小説というよりは劇画を読んでいるような感じでした。このシリーズこれ以降、続編が出ていないのが残念。2018/10/24
忠犬じろレポ
58
続編ですが、軽く読めるのか前作と変わりませんでした。前作を読んでなければ、誰が主人公かわからなかったと思います。松崎刑事と犬養医師が組んで、事件を解決するような作品があれば。2016/03/12
はつばあば
47
帯にあるようにイッキ読み。格闘技って血が騒ぐんですもの^_^;。やくざでも赤城は頼れる男だし、刑事の松崎さんも身を捨てての活躍。それにしても歌舞伎町は日本国、東京都の所在地に在るにも関わらず、刑事が怪我をするまで警察が動かないなんて・・・治外法権かと馬鹿にしたくなる。警察が役にたたないのは現実の世界でも同じ。あっちもこっちも不祥事ばかりの記事が目立つ。私達には伺い知れない闇の世界に、一筋の灯りとも思える翔一君の大人びた言動。私の傍にいたら「こまっしゃくれた子やねぇ」と思いながらもこんな子、欲しかった。2015/05/31
オカメルナ
31
シリーズ2作目。中国マフィアに闇の病院にスカウトされた犬飼医師。断れば見せしめのために殺される。刑事の松崎とやくざの赤城は驚異的な強さの大虎から犬養を守れるのか、結末はわかっていてもハラハラした。2作目となり、更に赤城の魅力が増してきた。前作同様、何も考えず気楽に読める。隙間読書に最適な1冊。2015/01/03
金吾
22
犬養医師2作目です。王朱盟の元武道家としての哀しさが印象的です。2024/06/22
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